【和栗と紅茶のスコーン】サクッとしっとり秋の贅沢スコーンの作り方

イギリスのティールームには紅茶とスコーンを合わせた「クリームティー」という定番スタイルがあるように、スコーンは紅茶と切っても切れない関係ですよね。


焼き菓子でも人気のあるスコーンですが、今回は秋の味覚を使った「和栗と紅茶のスコーン」をご紹介したいと思います。


溶かしバターを使った手軽な作り方なので、お菓子づくり初心者の方にもおすすめのレシピです。ぜひ焼き立ての美味しさを紅茶と共に味わってください。



和栗と紅茶のスコーン:手軽に作れておいしい簡単レシピ

一般的なスコーンは冷えたバターと粉をすり合わせて作りますが、今回は溶かしバターを使った手軽で簡単な作り方をご紹介します。


バターを細かくする手間やフードプロセッサーなども使わないので、本当にあっという間に生地を作ることができます。


和栗の甘さと紅茶が香る秋の贅沢スコーンをぜひ作ってみてください。


材料

4~6個分/所要時間約40分(生地を休ませる時間は除く)

  • 無塩バター/50g
  • 無糖ヨーグルト/80g
  • 砂糖/10g
  • 薄力粉/100g
  • 強力粉/50g
  • linktea秋摘み紅茶/6g
  • ベーキングパウダー/6g
  • 塩/ひとつまみ
  • 栗の渋皮煮/100g

作り方

  1. 茶葉はミルやすりこぎなどで細かく粉砕しておく。薄力粉、強力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく。栗の渋皮煮は1㎝くらいの大きさにカットしておく。
  2. 無塩バターを耐熱容器に入れて、600wのレンジで40秒ほど温めて溶かす。ヨーグルトを加えて混ぜ合わせる。
  3. ボウルに薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩、粉砕した茶葉を入れ、泡立て器でぐるぐると混ぜ合わせる。②の液体を加え、ゴムベラでざっくりと全体を混ぜ合わせ、カットした栗の渋皮煮を加えて混ぜ合わせる。
  4. 粉っぽさがまだ残っている状態で混ぜるのをやめて、打ち粉(分量外)をした台に取り出す。手で手早く適当に広げて生地を半分にカットして上にのせ軽く押す。この作業を3回ほど繰り返す。生地をラップで包み、冷蔵庫で30分ほど寝かせる。
  5. 生地を手で整えて好みの形に成形する。(丸型でくり抜く、包丁でカットする)
  6. オーブンシートを敷いた天板に並べ、表面に卵液または牛乳(分量外)を刷毛で塗る。200℃に予熱したオーブンで15分ほど焼成する。美味しそうな焼き色がついたら出来上がり。焼き立てをぜひ味わってください。

POINT

  • 生地をのばすとき打ち粉が多すぎると、焼き上がりが固くパサついた状態になってしまうので気をつけてください。
  • 型で抜いたものや包丁でカットした生地の断面はなるべくさわらないようにしましょう。層がきれいになり、膨らみもよくなります。
  • 栗の渋皮煮の代わりに甘栗を使っていただいても美味しく作れます。手に入りやすい方でお作りください。


和栗と紅茶のスコーンと一緒に飲みたいおすすめ紅茶

和栗のほっこりした甘さが楽しめる紅茶スコーンには、ミルクティーがとてもよく合います。


linkteaの中でも特にミルクティーに合うおすすめの紅茶を3つご紹介します。お好みの組み合わせでぜひティータイムをお楽しみください。


秋摘み紅茶

秋摘み紅茶にはタンニンやアミノ酸が豊富に含まれており、奥深いコクと上品な甘みを感じられる紅茶です。


3つのクオリティーシーズンの中でもミルクティーにも合う茶葉で、スコーンとの相性もばっちりです。ぜひ一度試していただきたい組み合わせです。

秋摘み紅茶はこちら→

マサラチャイ

CTC茶葉にオリジナルマサラをブレンドしたスパイシーなフレーバーティー。


ストレートティーはシャープな口当たりですが、ミルクを加えると味の深みが増してコクのある味わいに変化します。


優しいスパイスの香りがスコーンにプラスされ、違った美味しさが楽しめます。

マサラチャイはこちら→

カモミールティー

リラックス効果や安眠効果にも期待できるカモミールティーは、優しい味わいで飲みやすく人気のハーブティーです。


そのままストレートでも美味しいですが、カモミールミルクティーで召し上がるのもおすすめです。少し甘さを加えるとぐっと深みのある味わいになり、焼き菓子ともよく合います。

カモミールティーはこちら→

和栗の旬や品種の違いについて

世界には色々な栗の品種があるのをご存じでしょうか?大きく分類されるのがアメリカ栗、中国栗、西洋栗、和栗の4つです。今回は和栗について詳しくご紹介します。


和栗の美味しい季節は?旬の時期と品種の特徴

和栗の旬は8月上旬から10月下旬までの時期で、その間の収穫時期によって3つに分けられています。


▼早生(わせ、そうせい)8月上旬~9月中旬

代表的な品種

<丹波>

早生の中でも甘みがあり、栗ご飯におすすめ。

<国見>

甘みは控えめだが、大粒でツヤがある。甘露煮におすすめ。

<ぽろたん>

渋皮がむきやすい新品種。実は大き目で黄色く、香りや甘みもある。


▼中生(なかて、ちゅうせい)9月下旬~10月中旬

代表的な品種

<筑波>

全国で最も栽培されている品種。淡い黄色の果肉で強い甘みと香りが特徴。

<利平>

中国栗と和栗をかけ合わせた品種で、栗の王様とも呼ばれている。茹で栗や蒸し栗に向いている。

<銀寄>

丹波栗の代表品種のひとつ。大粒で甘み、香り共にバランスが良い。和菓子にも使われる高級栗。


▼晩生(おくて、ばんせい)10月上旬~下旬

代表的な品種

<石鎚>

大粒で甘みがあり、煮崩れしにくい。渋皮煮におすすめ。

<岸根>

ホクホクした食感と甘みが強いのが特徴。生産量が少なく、希少価値の高い品種。



美味しく長持ちさせる栗の保存方法

栗は傷みやすいため収穫したものは早めに食べることをおすすめしますが、正しい保存方法を知っていれば美味しさを長持ちさせることができます。


冷蔵の保存方法

意外と知られていないかもしれませんが、生の栗は乾燥しやすく常温で置いておくと風味が抜けて美味しさが半減してしまいます。


すぐに食べきれない場合は冷蔵庫のチルド室に保存することで、乾燥を防ぎ風味も損なわずに保存することができます。


チルド室に入れる際は、新聞紙で包みポリ袋に入れて保存しましょう。保存期間は一週間が目安です。


冷凍の保存方法

栗は冷凍しても風味や食感が損なわれにくいため、たくさんある場合は冷凍保存もおすすめです。鬼皮がついた状態でも冷凍できますが、むき栗にして冷凍した方が調理も楽です。


一晩水につけた栗の鬼皮と渋皮を剥き、15分ほど水につけてアク抜きをします。キッチンペーパーなどで水気をしっかりふき取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。


保存期間は半年を目安に使い切るとよいでしょう。冷凍したむき栗を使う時は、解凍せずそのまま調理します。



焼き立てスコーンと紅茶で素敵なおうちティータイムを

焼き立てのスコーンは手作りだからこそ食べられる贅沢な味わいです。溶かしバターで作る簡単レシピなら、思い立った時にもすぐに作れるのでぜひお試しください。


お好みでクロテッドクリームやホイップクリームをつけて召し上がっても美味しいです。たっぷりの紅茶を用意して、素敵なクリームティーをお楽しみください。