【ジンジャースナップクッキー】イギリスの定番クッキーレシピ

イギリスにはしょうがを使ったスイーツレシピがたくさんあり、ティータイムのお供にもよく食べられています。

その中でも特に定番人気の「ジンジャースナップクッキー」を今回はご紹介いたします。

表面のひび割れた模様が特徴的で、食べるとしょうがの香りがふわっと香るサクサク食感のクッキーです。

もちろん紅茶との相性も抜群！甘くてスパイシーな味が止まらない美味しさです。

ジンジャースナップス：ザクっと食感のイギリスクッキーレシピ

ジンジャースナップクッキーは、重曹を生地に加えることで表面がひび割れた焼き上がりになります。

しょうがが効いた素朴な味わいのクッキーですが、ザクっとした食感のあと口の中でじわっと溶けていく甘さがやみつきになります。

小さいサイズ10～15枚分/所要時間：約40分

ボウルに溶かしバター、グラニュー糖を入れてよく混ぜる。よく溶いた全卵、モラセス、ジンジャーパウダーを加えてさらに混ぜ合わせる。
薄力粉と重曹を合わせてふるい、①のボウルに加える。ゴムベラで切るように混ぜ合わせ、ひとまとまりにする。
生地を2㎝くらいのボール状に丸め、オーブンシートを敷いた天板に並べる。（焼くと生地が広がるので間隔を開けて置く）
180℃に温めたオーブンで12〜15分ほど焼成する。表面がひび割れて美味しそうな焼き色になったら出来上がり。焼き上がりすぐは柔らかく崩れやすいので、天板の上で粗熱がとれるまで冷ます。

ジンジャースナップクッキーはどんな紅茶とも合いますが、特におすすめしたい組み合わせを3つご紹介します。紅茶選びに迷ったら参考にしてみてください。

クオリティーシーズンの中でもタンニンとアミノ酸が多く含まれ、芳醇な香りと奥深い味わいが楽しめる秋摘み紅茶。コクのある紅茶はバターを使った焼き菓子とよく合います。ストレートまたはミルクティーがおすすめです。

上質な天然ベルガモットの香りを夏摘み紅茶につけた人気のフレーバーティー。linkteaのアールグレイはレモングラスとレモンピールをブレンドしているため、より爽やかで華やかな味わいが楽しめます。フレーバーティー好きな方におすすめの組み合わせです。

ネパール産のレモングラスにローズマリーやみかんピールなどのハーブを加えたノンカフェインのハーブティー。柑橘の香りと優しい口当たりで、リラックス効果も感じられます。ジンジャーとの組み合わせもよく、時間を選ばずに楽しめるのもいいですね。

ジンジャースナップクッキーはイギリスの定番クッキーのひとつで、ジンジャーナッツとも呼ばれ多くの人々に愛されているお菓子です。

イギリスではしょうがを使ったお菓子が多く、特にクリスマスシーズンにはツリーや星など色々なかたちのジンジャー味のクッキーがお店に並びます。

ジンジャースナップクッキーも、以前はクリスマスシーズンの終わりから1月6日までの十二夜にスパイスエールとともに食べられる特別な存在でした。

しかし今では日常のティータイムやおやつなどに食べられるお菓子となり、紅茶のお供に欠かせないイギリスを代表する家庭の味として親しまれています。

ジンジャースナップクッキーの他にも、しょうがを使ったイギリスのお菓子はたくさんあります。有名な伝統菓子などいくつかご紹介します。

しょうがの香りがふわっと漂う、パウンド型で焼いた茶色いケーキ。イギリスのティールームでは定番のお菓子で、ゴールデンシロップとトリークルという糖蜜を使うため色が茶色いのが特徴的。しっとりした食感にしょうがとバターの風味が感じられ、食べ応えもあります。

クリスマスのシーズンに作られる人型のビスケット。そのまま食べたり、アイシングでデコレーションしてツリーに飾ったりします。最近ではジンジャーブレッドピープルとも呼ばれているようです。イギリスのクリスマスを彩る代表的な焼き菓子です。

しょうがを砂糖でコトコト煮て作るしょうがのシロップ煮。イギリスの料理レシピや、刻んでケーキに加えたりとお菓子の材料としてもよく登場します。シロップは炭酸で割ったりお湯で割ったりとドリンクとしても楽しめます。

イギリスでしょうがを使ったお菓子が多いのは、16世紀頃に流行したペストを予防するために当時の国王ヘンリー8世が国民にしょうが食べるよう推奨したことが理由という説があります。

そこからケーキやお菓子にたくさんしょうがが使われて、色々なレシピが生まれたのかも知れませんね。

しょうががイギリス中に広まった理由には諸説ありますが、刺激的な香りとピリッとした味わいは、甘いお菓子のアクセントにもぴったり。紅茶との相性も抜群です。

イギリスの家庭の味ジンジャースナップクッキーと一緒に、素敵なおうちティータイムをお楽しみください。