【ゆずと紅茶のパウンドケーキ】爽やかな香り!しっとり簡単レシピ
日本の柑橘類の代表といえば、この季節に旬を迎える「ゆず」ですよね。ゆず特有の爽やかな香りは、料理のアクセントやお菓子の材料など幅広く使われています。
柑橘類と紅茶はとても相性が良く、ゆずももちろん紅茶とよく合います。今回はそんなゆずを使った紅茶のパウンドケーキをご紹介します。
フレッシュなゆずの果皮と果汁をたっぷり加えた生地に茶葉本来の風味と味わいがプラスされ、上品で爽やかなしっとり食感に焼きあがります。
時間が経つほど美味しさが増すので、ゆっくり一切れずつ楽しんでいただくのもおすすめです。おもてなしのティータイムにもぴったりですよ。
ゆず果汁をたっぷり使った紅茶のパウンドケーキ:レシピ
お菓子にゆずを使うときはゆずのジャム(ゆず茶)を使うことが多いですが、今回は生のゆず果汁を使ったレシピをご紹介します。
ゆずをたくさん貰ったけどどうしよう・・なんて時にもぜひ作ってみてください。ボウル1つで材料をまぜていくだけで美味しいパウンドケーキが焼きあがります。
材料
ミニパウンド型1台分
所要時間:約60分
- 無塩バター/50g
- グラニュー糖/40g
- 卵/1個
- ゆず果汁/15cc
- ゆず皮すりおろし/1/2個分
- linktea夏摘み紅茶/3g
- 薄力粉/60g
- ベーキングパウダー/2g
作り方
〈下準備〉
- 無塩バターは常温に戻しておく。
- 卵は常温に戻してよくほぐしておく。
- 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく。
- 茶葉はミルやすりこぎなどで細かく粉砕しておく。
- ゆずはしっかり洗い水気をふく。皮をすりおろし、半分に切って果汁を絞る。
- ボウルに無塩バターを入れ、なめらかになるまでよく混ぜる。グラニュー糖を加え、ハンドミキサーで白っぽくなるまでよく混ぜる。
- 常温に戻した卵を2〜3回に分けて加え、その都度ハンドミキサーで混ぜ合わせる。ゆず皮をすりおろし、ゆず果汁を加えてさらに高速で混ぜ合わせる。
- 粉砕した茶葉、薄力粉、ベーキングパウダーを加えて、ゴムベラに持ちかえてさっくり切るように混ぜ合わせる。
- 粉気がなくなり生地にツヤが出てきたら出来上がり。紙型を敷いたパウンド型に生地を流し、表面を平らにする。
- 170℃に予熱したオーブンで、35〜40分ほど焼成する。竹串をさして生地がつかなければ焼き上がり。焼けたらパウンド型から出して、ケーキクーラーなどにのせて粗熱をとる。冷めたらラップに包み保存する。
POINT
- ゆず果汁を入れたときに生地が分離しそうになったら、分量内の薄力粉を大さじ1くらい加えて混ぜ合わせてください。粉を少量加えることで分離しにくくなります。
- 紅茶は夏摘み紅茶を使用していますが、ジンジャーティーや秋摘み紅茶もおすすめです。
- 粗熱がとれたらラップで包み、常温で1週間ほど保存できます。食べきれない時はラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存も可能です。
ゆずと紅茶のパウンドケーキに合うおすすめ紅茶はこれ
ゆずの香りと紅茶の風味に合うおすすめの紅茶をご紹介します。いろいろな組み合わせを楽しんでください。
ジンジャーティー
イラム紅茶の夏摘み茶葉に、ドライジンジャーや唐辛子を加えたジンジャーティー。ピリッとした口当たりとさっぱりした後味が人気です。こちらの紅茶には、国産ゆずピールやゆずエッセンスを加えてあるので、ゆずを使ったこのパウンドケーキにもぴったりの相性です。
夏摘み紅茶
今回のパウンドケーキの材料にも使っている夏摘み紅茶は、クオリティーシーズンの中でも味、香り、渋みのバランスがとれた非常に美味しい紅茶です。バターを使った濃厚なスイーツと合わせれば、適度な渋みと香気で後味をすっきりとさせてくれます。おすすめの飲み方はノンシュガーのストレートティーです。
秋摘み紅茶
夏摘み紅茶の後に収穫される秋摘み紅茶は、タンニンやアミノ酸がさらに増して茶葉本来の甘みと芳醇な香りが感じられます。少しとろみのある茶液は濃すぎずまろやかな口当たりで、渋みも少ないのが特徴的です。パウンドケーキの味わいと馴染み、お互いの美味しさを引き立て合います。ミルクを加えても美味しいです。
ゆずの旬は2回ある?特徴と美味しいゆずの選び方
ゆずは柑橘類の中でも、奈良時代から日本の各地で愛されている非常に歴史のある果実です。
ゆずといえば冬のイメージがありますが、じつは一年に2回旬があるのをご存じでしょうか?旬によって違うゆずの特徴や、ゆずの美味しさを長持ちさせる保存方法などをご紹介します。
夏と冬、それぞれの旬の特徴
ゆずには1年に夏と冬の2回旬が訪れます。夏に収穫されるゆずは「青ゆず」と呼ばれ、鮮やかな緑色をしています。
果皮がまだ青い7〜8月に収穫される青ゆずは、ゆず胡椒の原料としても有名で青ゆずの皮から作られています。
青ゆずは黄ゆずに比べて香りや酸味が強く、薬味や調味料によく使われます。生産地の高知県では、青ゆずの皮をすりおろして刺身につけて食べるそうです。
一方、10〜12月に旬を迎えるゆずは「黄ゆず」と呼ばれ、熟してから収穫された私たちがよく知る黄色い見た目をしています。
黄ゆずは爽やかな甘さと華やかな香りが特徴で、ゆず茶(ゆずジャム)やジュースなどに加工されることが多いです。お菓子の材料にも黄ゆずが使われることが多いですね。
上記の2つの旬の他にも、ハウス栽培されているゆずは、気温や季節に左右されずに育てられるため、年間を通して流通しています。
ゆずの美味しさを長持ちさせるおすすめ保存方法
▼常温の場合
寒い季節であれば、ゆずは常温保存が可能です。新聞紙やキッチンペーパー等で包み、冷暗所で保存します。
ゆずは乾燥すると香りが飛んでしまうので、常温保存の場合は1〜2週間を目安に使い切りましょう。
▼冷蔵の場合
冷蔵庫で保存する場合は、ひとつずつ新聞紙などで包んでからビニール袋に入れ、野菜室で保存します。保存期間は10日ほどを目安に使いましょう。
また使いかけのゆずを保存する場合は、切り口にラップをしっかりして、乾燥を防ぐためタッパーなどに入れて野菜室で保存します。3日くらいで使い切るのがおすすめです。
▼冷凍の場合
香り付けで少量使いたい時などは、冷凍保存しておくと便利です。皮のみカットしてラップで包み、フリーザーバッグ等に入れて冷凍保存します。
皮を使い切り、実が余ってしまった時も冷凍保存がおすすめです。果汁を絞り冷凍しておけば、風味も飛ばずに必要な分だけ気軽に使うことができます。保存期間は1ヶ月が目安です。
ゆずと紅茶が香るしっとりパウンドケーキでティータイムを
ゆずの香りには、不安や緊張などを緩和し気持ちをリラックスさせてくれる効果があるといわれています。
ゆずと紅茶の香るパウンドケーキは、ゆったりしたティータイムにもぴったりなスイーツですね。お気に入りの紅茶と共に、ぜひ旬の紅茶スイーツをお楽しみください。