キウイと紅茶ゼリーのヨーグルトパフェ

3月といえば長い冬も過ぎ、春のあたたかな日差しが感じられる日も多くなる時期です。

女の子にはおひな祭り、学生の方は卒業式など、様々な伝統行事がある月でもありますね。

別れの季節というイメージもありますが、新しいステージへの準備期間として期待が膨らんでいる方も多いのではないでしょうか。

やっと春を迎える期待とワクワク感を感じる3月。そんな頃に美味しい旬を迎えるのが、国産のキウイフルーツです。

今回はフレッシュなキウイフルーツと紅茶ゼリーを使った、簡単デザートパフェをご紹介したいと思います。

さっぱりした味わいは、朝食や食後のデザートにもぴったり。みんなが集まるおもてなしの席にもおすすめですよ。

 

キウイフルーツはビタミンの宝庫!嬉しい効果や効能

キウイフルーツは一年中スーパーなどで売られているため、私たち日本人にとっても身近な果物のひとつですね。

半分に切ってスプーンですくって食べたり、スイーツやドリンクに合わせたりと幅広く楽しめる爽やかで甘酸っぱい美味しさが魅力です。

そんなキウイフルーツは、他の果物に比べても栄養素が豊富で、身体に嬉しい効果や効能がバランスよく含まれています。特に知っておきたい5つの栄養素をご紹介します。

 

キウイフルーツの主な栄養素

ビタミンC

ビタミンCは果物の中に多く含まれる成分ですが、キウイフルーツはその中でもトップクラスの含有量をほこります。

成人が一日に必要なビタミンCは100mgとされていますが、キウイフルーツ1個に含まれるビタミンCは70〜150mgほど。

なんとキウイフルーツ1つで一日分のビタミンCがほぼまかなえてしまうんです。

ビタミンCには免疫力を上げる効果があり、毎日キウイフルーツを食べることで、風邪予防や美肌作りにも期待できます。

食物繊維

現代人の不足しがちな栄養素のひとつである食物繊維。特に成人女性は、多くの人が食物繊維不足といわれています。

そんな方にぴったりなのがキウイフルーツ!

キウイフルーツには100gあたり約2gもの食物繊維が含まれており、果物の中でも上位の含有量といわれています。

食物繊維は便秘の予防や改善にも効果的で、ビタミンCとの相乗効果により美容効果も期待できます。

カリウム

カリウムは身体に欠かせない必須ミネラルのひとつで、血圧を正常に保つ効果があるといわれています。

塩分の摂りすぎは高血圧の大きな要因とされていますが、その塩分の排出を促す働きをしてくれます。

キウイフルーツには100gあたり約300mgものカリウムが含まれており、摂取することで高血圧の予防やむくみの解消に役立ちます。

アクチ二ジン

キウイフルーツにはアクチニジンという特有のタンパク質分解酵素が含まれています。

アクチニジンは肉や魚などのタンパク質を柔らかくする働きがあり、消化を促進して胃もたれや消化不良などの症状を緩和する効果があります。

肉料理を食べた後は、キウイフルーツをデザートに頂くとタンパク質の分解を促してくれるので安心ですね。

鉄分

鉄分も食物繊維と同様、日本人女性に不足しがちな栄養素といわれています。

鉄分といえばレバーやほうれん草が代表的ですが、実はキウイフルーツにも含まれています。

デザートや朝食にキウイフルーツを食べることで鉄分も補給でき、また鉄分の吸収率をあげるビタミンCも豊富なため無駄なく摂取することができます。

 

食べ頃はいつ?キウイフルーツの選び方

収穫直後のキウイフルーツは硬くて酸味が強いため、スーパーなどでは追熟したものが売られています。

しかし、お店によっては硬いものが並んでいる場合もありますよね。ここではキウイフルーツの種類や、すぐに食べたい時の選び方のポイントをご紹介します。

キウイフルーツの種類

キウイといえばグリーンキウイとゴールドキウイが有名ですが、実はたくさんの種類があります。その中でも代表的なものをいくつかご紹介します。

ヘイワード

スーパーや果物屋さんでみかけるグリーンキウイの多くが、このヘイワードという品種です。

甘みと酸味のバランスが良く、種のプチプチとした食感も特徴的です。外国産は5〜12月、国産は11〜5月頃出回ります。

ゼスプリゴールド

ゼスプリ社が開発した果肉が黄色くて甘みが強いキウイです。

表面の産毛がほとんどなく、やや細長くて先端部が絞ったような形をしているのが特徴です。

酸味が少ないので、酸っぱいのが苦手な方におすすめです。

レインボーレッド

グリーンキウイの中央に赤い色素が入ったキウイ。

日本の生産者が作った品種で、見た目からちょっとめずらしいキウイフルーツです。

やや小ぶりで産毛が少なく、甘みが強いのが特徴です。

香緑

ヘイワードの自然交雑から誕生した品種。

見た目はやや細長い円筒形で産毛が多いのが特徴です。

濃いエメラルドグリーンの果肉は酸味が少なく、糖度が16度位と甘さがあります。

香川県や山梨県などで栽培されています。

キウイフルーツの食べ頃を見極めるには

キウイフルーツは追熟して食べる果物なので、食べたい時期によって最適な状態の物を選ぶと良いでしょう。

とは言え見た目では分からないので、そっと触ってみてかすかに弾力が感じられれば食べ頃です。

また美味しいキウイフルーツを見分けるポイントは、ふっくらとした楕円形で重量感があるのも、グリーン種は全体に産毛が密生していて、イエロー種は表面が滑らかなものを選ぶと良いでしょう。

もし買ったキウイフルーツが硬くて未熟な場合は、りんごやバナナなどのエチレンを出すフルーツと一緒に袋に入れておくと追熟できます。ぜひ試してみてくださいね。

 

キウイと紅茶ゼリーのヨーグルトパフェ:レシピ

甘酸っぱいキウイとヨーグルト、そして紅茶ゼリーを合わせた、さっぱりとした味わいのパフェです。

ティータイムやおやつにはもちろん、食後のデザートにもおすすめですよ。コーンフレークやオートミールを加えてボリュームや食感をプラスしても美味しいです。

 

[材料2~3人分]

  • キウイフルーツ/正味150g(約2個)
  • ヨーグルト/200g→水切りして約100g
  • 砂糖/15g
  • 市販ブルーベリーソース/お好みで

▼紅茶ゼリー

  • linktea夏摘み紅茶/ティーバッグ2個
  • 水/300㏄
  • グラニュー糖/30g
  • 粉ゼラチン5/g

 

[作り方]

▼材料の準備
  1. キウイは皮を剥いて、さいの目切りにする。
  2. ヨーグルトはキッチンペーパーを敷いたザルに上げて、一日冷蔵庫へ入れて水切りする。砂糖を加えて混ぜておく。

▼紅茶ゼリーを作る

  1. 鍋に熱湯を沸かしティーバッグを入れ、蓋をして時間通りに蒸らす。
  2. ①からティーバッグを取り出し、グラニュー糖と粉ゼラチンを入れよく溶かす。
  3. 氷水を入れたボウルに当ててゆっくり混ぜながら粗熱をとる。
  4. 容器に流して冷蔵庫で冷やし固める。固まったらフォーク等でクラッシュしておく。

▼グラスに盛り付ける

  1. グラスの下に切ったキウイフルーツを入れ、その上にヨーグルトをのせる。クラッシュした紅茶ゼリーをたっぷり入れ、さらにヨーグルトをのせる。表面にブルーベリーソースをかけて、残りのキウイフルーツをのせて出来上がり。盛り付け方は好みで楽しんでください。(※写真のグラスは小さいので紅茶ゼリー→ヨーグルト→ブルーベリーソース→キウイフルーツの順に盛り付けています。)

 

POINT

  • ブルーベリーソースの代わりにメープルシロップやはちみつをかけても美味しいです。
  • ギリシャヨーグルトのような硬めのタイプを使う時は、水切りせずそのまま使ってください。
  • 層を重ねると豪華なパフェになります。クッキーやカラースプレーなどを使ってアレンジを楽しむのも良いですね。

 

栄養たっぷりキウイフルーツと紅茶を合わせたお手軽デザート♪

美容や風邪予防にも効果的なビタミンCは、果物や野菜など色々な食べ物に含まれています。日常の健康維持にもぜひ積極的に摂りたい栄養素ですね。

しかしビタミンCは加熱に弱く、効率的に摂取するには生のまま食べられるフルーツがおすすめ。その中でも特にキウイフルーツは、断トツの含有量を誇ります。

簡単に作れて栄養も満点、食後のデザートや朝食、間食にもおすすめのお手軽デザート。ぜひ旬のキウイフルーツで作ってみてくださいね。