ホワイトチョコとマーマレードの紅茶スコーン

紅茶によく合うお菓子といえば、やっぱりスコーン!スコーンとひとことでいっても、材料や作り方によって種類も様々です。

今回ご紹介するのは、外はサク、中はふわっとした食感が美味しいアールグレイ香る紅茶スコーンです。

柑橘と相性のよいホワイトチョコとマーマレードを加えて、爽やかさと甘さをプラスしました。ティータイムはもちろん、朝食やおやつにもおすすめです。

 

ホワイトチョコとマーマレードの紅茶スコーン:レシピ

型不要!成形も簡単なスコーンの作り方です。アールグレイとマーマレード、ホワイトチョコを加えた爽やかで甘い香り漂う贅沢な味わいです。

生地はフードプロセッサーで作るので、洗い物も少なく時短で簡単に作れます。外はサックリ、中はしっとりの幸せ食感のスコーンです。

材料

[正方形8個分 所要時間:約40分(生地を休ませる時間は除く)]

  • 薄力粉/210g
  • ベーキングパウダー/5g
  • linkteaアールグレイ/ティーバッグ2個
  • 無塩バター/70g
  • 砂糖/40g
  • 牛乳/80cc
  • マーマレードジャム/40g
  • ホワイトチョコ50g

〈下準備〉

  • 無塩バターは小さめにカットして、薄力粉と一緒に冷凍庫で冷やしておく。
  • ホワイトチョコは手で適当な大きさに割っておく。
  • 紅茶はティーバッグから取り出し、ミルやすりこ木などで細かく粉砕しておく。

 

作り方

  1. フードプロセッサーに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、粉砕した茶葉を入れ、5秒ほど回し全体を混ぜ合わせる。
  2. 冷やしたバターを加えて、5秒回転を3回ほど繰り返し、その後はバターと粉類が混ざりサラサラの状態になるまで回す。
  3. 牛乳とマーマレードジャムを加えて、フードプロセッサーを回す。粉気が少なくなり生地がまとまってきたら止めて、ラップの上に生地を移す。ラップで包み、冷蔵庫で1時間以上休ませる。
  4. 冷蔵庫から取り出し、綿棒で2㎝の厚さに伸ばす。表面に砕いたホワイトチョコを広げ、生地を半分に折り重ねる。生地を反転させて同様に2㎝の厚さに伸ばす。この作業を3回ほど繰り返し、層の様に生地をまとめていく。最後は3㎝ほどの厚さにしてラップで包み、冷凍庫に10分ほど入れて休ませる。
  5. 包丁で8等分にカットして、クッキングシートを敷いた天板に並べる。(断面は触らないように気を付ける)表面に牛乳または溶き卵(分量外)を刷毛で塗る。(お好みなので塗らなくても大丈夫です)
  6. 200℃に予熱したオーブンで20〜25分ほど焼成する。途中焦げそうになったらアルミホイルをかぶせる。美味しそうな焼き色がついたら出来上がり。

 

POINT

  • 無塩バターは、手に入るようなら発酵バターがおすすめです。
  • 形は四角でも三角でもお好みで。型抜きでもOKです。
  • 生地は練ってしまうときれいに膨らまず食感も固くなってしまうので、重ね伸ばしながら生地をまとめていきましょう。

 

このスコーンに合うおすすめ紅茶はこれ!

スコーンと紅茶は黄金コンビなので、どんな紅茶を合わせても間違いありませんよね。その中でも特にこのスコーンに合うおすすめの紅茶をご紹介します。

生地にもつかっているアールグレイは、マーマレードと同じ柑橘の香りがするので、このスコーンとの相性も良いです。ホワイトチョコの甘さも程よくさっぱりさせてくれます。

また柑橘×チョコの組み合わせによく合うのが、渋みの少ないアッサムやニルギリなどです。

ストレートがお好きな方はニルギリを、ミルクティーがお好きな方はアッサムがおすすめです。ぜひ色々試してみて、お気に入りの組み合わせを楽しんでくださいね。

 

手作りで美味しい!マーマレードジャムの作り方

市販のマーマレードも美味しいけれど、旬の柑橘で作る手作りマーマレードジャムは格別の美味しさです。

手間はかかりますが、好みの甘さや固さに仕上げられるのでぜひチャレンジしてみてください。スコーンにつけたり、紅茶に添えたり、お料理使いにもおすすめです。

材料

[作りやすい分量 所要時間:120分(水にさらす時間は除く)]

  • オレンジや夏みかんなどお好みの柑橘/2個
  • グラニュー糖/柑橘の60%量
  • レモン汁/適宜

作り方

  1. 柑橘の皮をスポンジでしっかり洗う。皮をむいて皮ワタ(内側の白い部分)を包丁で取る。果肉はボウルなどに入れて冷蔵庫へ。皮は1〜2㎜ほどの薄切りにする。
  2. 鍋に皮とひたひたの水を入れ火にかける。沸騰して3分ほどたったら一度お湯を捨て、水にとる。これを3回ほど繰り返す。
  3. 水をはったボウルに皮をひたし、ラップをして冷蔵庫に入れて半日〜1日さらす。(皮の苦味を和らげるため)ザルにあげて水気を切る。
  4. 果実は小房に分けて包丁で刻む。種は取り除きとっておく。(種はお茶パックやガーゼに包む)
  5. 鍋に③と④と包んだ種を入れ、グラニュー糖の2/3量を入れる。中火にかけて煮詰めていく。味を見ながら砂糖を足して、好みの固さまで煮詰める。出来上がったら包んだ種は取り除く。
  6. 煮沸消毒した保存瓶に口いっぱいまで入れ、蓋をして逆さまにして冷ます。(瓶を逆さまにして冷やすことで、中の空気が抜けてカビの発生を防ぎやすくなります)冷めたら冷蔵庫で保存します。

POINT

  • 皮ワタがついていると苦味が増すので、なるべくきれいにとりのぞきましょう。
  • 苦味が気になる場合は、手順②のゆでこぼしの回数と水に浸す時間を長めにしてみてください。
  • 種や皮にはとろみ成分のペクチンが含まれているので、捨てずに加えて作ります。

 

スコーンってどんなお菓子?

アフタヌーンティーやクリームティーに欠かせないスコーン、紅茶との組み合わせはまさにゴールデンコンビですよね。

そんなスコーンは、イギリスのスコットランド地方で古くから食べられている「バノック」というパン菓子から由来して生まれた食べ物といわれています。

基本材料は小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、バター、牛乳などで、細かく刻んだバターを小麦粉に混ぜて作るのが特徴的です。

スコーンとひとことでいっても、シンプルな材料だけに分量や作り方の違いだけで食感も味わいも変わるのがスコーンの奥深い所です。

スコーン好きの方の中には、なかなか自分の理想のスコーンに出会えないという方もいらっしゃるかも知れませんね。

「スコーン」という名前ですが、パースにあるスコーン城で歴代の国王の戴冠式に使用された椅子の礎石(The Stone of Scone)から由来して名づけられたといわれています。

その礎石の形からスコーンは石を連想させる形に焼き上げられることが多く、四角や丸形に成形されているものが多いようです。

 

柑橘の香りが漂う爽やかなティータイムにぴったり

スコーンは色々なアレンジが楽しめる焼き菓子なので、季節にあった素材で作るとティータイムの幅も広がります。

今回ご紹介したスコーンは、柑橘が美味しい時期にぜひ作ってほしいレシピです。ホワイトチョコの代わりにナッツを加えたり、お好みのドライフルーツを加えても美味しいですよ。

たっぷりの紅茶を用意して、ぜひ焼き立ての手作りスコーンと共にティータイムをお楽しみください。