【テリーヌショコラ】濃厚なめらか。本格簡単レシピ!
チョコレートを使ったお菓子には色々な種類がありますが、なめらかな口どけと濃厚な味わいの「テリーヌショコラ」は特に人気のあるレシピのひとつです。
今回は、カカオの香りとチョコレートのビターな味わい、そしてアレンジで加えたベリーの酸味をアクセントにした甘さ控えめのテリーヌショコラをご紹介します。
チョコレートにはコーヒーという方も多いと思いますが、このレシピは紅茶にも合うので、ぜひお気に入りの紅茶と一緒にお試しください。
簡単なのにお店の味!本格テリーヌショコラ:レシピ
テリーヌショコラの特徴はなんといっても口どけのなめらかさ!そのポイントをしっかりおさえれば、誰でもお店のようなテリーヌショコラが作れます。
今回は冷凍ベリーを使った「テリーヌショコラベリー」をご紹介します。材料も作り方もとっても簡単なので、ぜひ作ってみてください。
材料
18㎝パウンド型一台分/所要時間:約45分(冷やす時間は除く)
- 全卵/3個
- 砂糖/30g
- チョコレート(ビター)/250g
- 無塩バター/100g
- 牛乳/20cc
- 冷凍ミックスベリー/80g
- ココアパウダー(飾り用)/適宜お好みで
作り方
- ボウルにチョコレートと無塩バターを入れて湯煎にかける。空気が入らないようにゴムベラで混ぜながら溶かす。
- 別のボウルに全卵を割り入れ、ほぐしたら砂糖を加えて泡だて器で混ぜる。空気が入らないようにぐるぐると混ぜて、砂糖が溶けたら牛乳を加えて全体を混ぜ合わせる。卵液を茶こしでこしておく。
- ①のチョコレートに②の卵液を少しずつ加えて、泡立て器で空気が入らないようにゆっくりと混ぜ合わせる。途中分離したような状態になっても焦らずに混ぜ続ける。最後にしっかり乳化した状態になったら生地の出来上がり。
- オーブンシートを敷いたパウンド型に半量流し、冷凍ミックスベリーをちらす。さらに残りのチョコレート生地を流して表面を平らにする。バットにいれて、湯煎でつかったお湯を型の半分くらいになるまで注ぐ。180℃に予熱したオーブンにいれ、170℃に落として25分程焼成する。型を揺らして表面の中心が少しふるふるするくらいでオーブンから取り出す。粗熱がとれたら冷蔵庫へ入れて一晩冷やす。
- しっかり冷えたら型から取り出し、オーブンシートをとる。温めた包丁でカットしてお皿にのせる。お好みでココアパウダーをふりかけて召し上がれ。
POINT
- チョコレートを湯煎にかけて溶かすときは、湯煎の温度を70〜80℃位にする。ボウルの中に水分が入らないように気を付けましょう。
- 卵液を茶こしで濾すことで、口当たりがなめらかなテリーヌショコラに仕上がります。ひと手間ですがお店のような出来上がりになるので必ず行ってください。
- チョコレートはカカオ分40%以上のビターを使うのがおすすめです。
- 冷凍ミックスベリーは、今回ラズベリーとブルーベリーを使用しています。お好みのものをお使いください。
テリーヌショコラと一緒に飲みたいおすすめlinktea紅茶
チョコレート菓子はコーヒーだけでなく、紅茶ともよく合います。ここではぜひ一度試してほしいおすすめlinktea紅茶との組み合わせをご紹介します。
マサラチャイ
スパイスの効いた濃い紅茶にたっぷりとミルクを加えたマサラチャイは、寒い季節やほっとしたい時にもおすすめの紅茶です。濃厚なテリーヌショコラとの相性も良く、一番におすすめしたい組み合わせです。
アールグレイ
ベルガモットの爽やかな柑橘が香る人気のフレーバーティー。テリーヌショコラの濃い味わいをすっきりとさせてくれます。おすすめは無糖のホットストレートティーです。
秋摘み紅茶
クオリティーシーズンティーの中でも、茶葉のコクや甘さが感じられる秋摘み紅茶は、チョコレート菓子にもぴったりな紅茶です。優しい紅茶の旨みとカカオの香りがふわっと溶けあい、お互いの美味しさを引き立て合います。
テリーヌショコラってどんなお菓子?
テリーヌショコラは、チョコレートに卵やバターなどを加えて混ぜ合わせ、長方形の型で焼き上げたフランス生まれのチョコレートケーキです。
「テリーヌ(terrine)」とはそもそもフランス料理でパテなどを作る時に使われる型のことで、この型を使って焼いたことから名づけられました。
テリーヌショコラの魅力といえば、チョコレートの濃厚な味わいとくちどけなめらかな食感です。このとろけるような舌触りは小麦粉を使用せず焼いているため生まれます。
また基本材料も非常にシンプルで、よりなめらかさを出すために生クリームを使用したり、お酒を加えて風味をプラスしたりとレシピによって色々なアレンジが楽しめます。
テリーヌショコラの美味しい食べ方
テリーヌショコラは食べるときの温度によって食感や味わいが変わります。それぞれ違った美味しさが楽しめるので、おすすめの食べ方をいくつかご紹介します。
▼温かい(温めた)状態:
焼いて粗熱がとれた状態、もしくはレンジで10秒ほど温める。フォンダンショコラのようなとろっとした口どけが楽しめます。
▼常温の状態:
柔らかい食感とカカオの香りが鼻に抜けて、チョコレートの美味しさをしっかり感じられる食べ方です。
▼冷やした状態:
冷蔵庫でしっかり冷やすと生地が締まって、生チョコを食べているような食感が楽しめます。口の中でとけていくテリーヌショコラの味わいの変化も感じてみてください。
テリーヌショコラとガトーショコラの違いについて
テリーショコラ、ガトーショコラどちらも人気のチョコレート菓子ですが、それぞれの違いは何かご存じでしょうか?
テリーヌショコラは先程ご説明した通り、チョコレート、卵、バターなどを材料に焼いたチョコレートケーキですが、この材料に小麦粉を加えて焼いたのがガトーショコラです。
ガトーショコラは丸型で焼かれることが多く、粉とメレンゲを混ぜ合わせることでどっしりとした食感の中にも軽さが感じられるチョコレートケーキです。
どちらもそれぞれに異なる美味しさが楽しめるチョコレート菓子ですね。
上品なチョコレート菓子と紅茶で大人なティータイムを
テリーヌショコラは、濃厚なチョコレートの風味となめらかな口どけが楽しめるチョコレート好きにおすすめしたいフランス菓子です。
ちょっとしたコツで自宅でもお店のような味わいに仕上がるので、ぜひ一度作ってみてくださいね。どっしりとした食感と特別感もあるので、プレゼントにも最適です。
おうちでのティータイムや食後のデザートなどに、ぜひお気に入りの紅茶と一緒にお楽しみください。