【サブレ・ヴィエノワ】フランス生まれの絞り出しクッキー簡単レシピ
「サブレ・ヴィエノワ」というお菓子をご存じでしょうか?アルファベットのWのように絞り出して焼くクッキーのことで、フランスの伝統的な菓子のひとつです。
ほろっと崩れる口どけにバターの香りがふんわり広がり、まさに紅茶のお供にぴったりな味わいです。
今回はそんなサブレ・ヴィエノワの魅力をお伝えします。おうちで簡単に作れるレシピもご紹介いたしますのでぜひ作ってみてくださいね。
幸せのほろほろ食感「サブレ・ヴィエノワ」簡単レシピ

サブレ・ヴィエノワの基本材料はとてもシンプル。上質な素材を使うことで、味わいが格段に引き立ちます。
アレンジの自由度も高く見た目も華やかなのでプレゼントにも喜ばれますね。基本をマスターしたら色々なバリエーションのヴィエノワもぜひ試してみてください。
材料
約20枚分
所要時間:約50分
- 無塩バター/120g
- 粉糖/50g
- 卵白/25g
- 薄力粉/145g
- バニラオイル/少々
<チョコかけアレンジ>
- チョコレート/適宜
- ピスタチオダイス/適宜
作り方
- 常温に戻した無塩バターをボウルに入れ、クリーム状になるまで練る。粉糖を加えてハンドミキサーで白っぽくなるまで泡立てる。
- こしを切った卵白を2回くらいに分けて加える。その都度よく混ぜ合わせる。バニラオイルを数滴加える。
- ふるった薄力粉を加え、ゴムベラに持ち替えてさっくりと切るように混ぜ合わせる。粉気がなくなったら生地の出来上がり。
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絞り袋に星口金をセットして生地を入れる。オーブンシートを敷いた天板の上に、Wの文字のように絞り出す。160℃に予熱したオーブンで20〜25分ほど焼成する。
<チョコかけアレンジ>
- 刻んだチョコレートをボウルに入れて、湯煎にかけて溶かす。
- サブレ・ヴィエノワの片方にチョコレートをつける。
- チョコレートが乾かないうちにピスタチオダイスをふりかける。チョコレートが固まったら出来上がり。
POINT
- 絞り袋にクッキー生地を一度にたくさん入れてしまうと力が入りづらくなり絞りにくくなります。生地は少量ずつ入れて絞りましょう。
- 焼きあがると生地が少し大きくなるので、間隔をあけて絞ってください。
- 焼き上がりすぐは生地がもろいので、粗熱が取れるまで天板にのせたまま置いておきすぐにさわらないようにしてください。粗熱がとれたらケーキクーラーなどの上にのせてしっかり冷まします。
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サクサク食感が命なので、乾燥剤を入れた密封容器で保存するのがおすすめです。
こんなアレンジもおすすめ
- ホワイトチョコレートやストロベリーチョコレートを使ったカラフルヴィエノワ
- 薄力粉の一部をココアパウダーや抹茶パウダーに替えて大人の味わいに
- ピスタチオやヘーゼルナッツを飾って香ばしさアップ
サブレ・ヴィエノワと一緒に飲みたいおすすめ紅茶

サブレ・ヴィエノワと一緒に飲みたいおすすめのlinktea紅茶をご紹介します。お好みの組み合わせをお楽しみください。
アールグレイ
爽やかな柑橘の香りが人気のアールグレイ。linkteaのアールグレイはネパールのイラム紅茶から上質な夏摘み茶葉をベースに、レモングラスとレモンピールを加えています。バター香る焼き菓子に柑橘の爽やかさがプラスされ、華やかなティータイムにぴったりな紅茶です。
夏摘み紅茶
味、香り共にバランスのよいことで定評のある夏摘み紅茶。一芯二葉で丁寧に手摘みされた茶葉には、しっかりとしたコクがありながらすっきりとした味わいが感じられます。甘いお菓子をさっぱりと食べたい方におすすめの紅茶です。
カモミールティー
ネパール産カモミールに、レモンピールやアップルピールを加えたフルーティーなハーブブレンドティーです。ブラックペッパーがピリッと引き締め、優しい印象のカモミールティーにアクセントをつけています。カフェインをとりたくない時におすすめの紅茶です。
サブレ・ヴィエノワってどんなお菓子?
サブレ・ヴィエノワはフランスの伝統的な焼き菓子で、ほろっと崩れるような繊細な食感が魅力のクッキーです。
「サブレ(Sablé)」はフランス語で”砂”という意味で、口の中でほどける軽やかな食感を表しています。そして「ヴィエノワ(Viennois)」は”ウィーン風”を意味し、オーストリア菓子の影響を受けたほろしたと食感のフランス風クッキーという意味合いになります。
このクッキーの特徴は、ローマ字のWのような波形に絞り出された美しいフォルムです。星型の口金を使って絞り出すことで、可憐な模様と共にほどけるような口どけが生まれます。
バターの香りや小麦粉の味わいなど素材の美味しさをダイレクトに感じられるサブレ・ヴィエノワは、古くから多くの人々に愛されてきた伝統菓子です。
なぜウィーン風?名前の由来とサブレ・ヴィエノワの歴史
19世紀のヨーロッパでは、ウィーンとパリの間で洋菓子文化の交流が盛んに行われていました。
サブレ・ヴィエノワはそうした交流の影響を受けた菓子で、「ウィーン風」という意味の名が付けられました。
ちなみにサブレの名前の由来は、17世紀にサロンを開いていたサブレ侯爵夫人がバターをたっぷり使った焼き菓子を出したことから名づけられたといわれています。
お菓子の名前の由来には色々な背景があり、とても興味深いですね。
バター香るフランス絞り出しクッキーで素敵なティータイム

サブレ・ヴィエノワは、フランスの伝統と繊細な技術が詰まった焼き菓子です。シンプルな材料から生まれる奥深い味わいは、何度でも作りたくなる魅力があります。
家庭でも気軽に挑戦できるので、ぜひ自分だけのアレンジを楽しんでみてくださいね。
手作りサブレ・ヴィエノワと一緒にたっぷりの紅茶を用意して、素敵なティータイムをお過ごしください。
