【パウンドケーキ】簡単&しっとり!イギリス伝統レシピを紅茶と

パウンドケーキは世界中で愛されているお菓子のひとつですが、実はイギリスの伝統菓子だということは意外と知られていないかもしれません。

紅茶の国で生まれたお菓子はやっぱり紅茶と共にいただきたいですよね。今回はおうちでも簡単に作れる基本のパウンドケーキの作り方についてご紹介したいと思います。

パウンドケーキを作る時のポイントや一緒に飲みたいおすすめ紅茶、歴史なども合わせてお伝えしますのでぜひ一度お試しください。

シンプルで王道!簡単パウンドケーキ:レシピ

基本のパウンドケーキの材料はいたってシンプル。ワンボウルに次々と材料を入れて混ぜていくだけなので、お菓子づくりが苦手な方や初めての方にもおすすめです。

パウンドケーキは焼き立てよりも時間を置いた方が味がなじみしっとり感が増すので、おもたせやプレゼントにもぴったりです。

材料

17×8×6㎝パウンド型1台分/所要時間約70分

  • 発酵無塩バター/100g
  • 砂糖/90g
  • 全卵/90g
  • 塩/ひとつまみ
  • 薄力粉/100g
  • ベーキングパウダー/2g

〈下準備〉

  • バターと全卵は室温に戻しておく
  • パウンド型に型紙を敷いておく
  • 薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく

作り方

  1. ボウルにバターを入れ、ハンドミキサーでクリーム状になるまで練る。砂糖を2回に分けて加え、砂糖がとけて白っぽくふんわりボリュームが出てくるまですり混ぜる。塩を加える。
  2. 溶いた全卵をを3〜4回に分けて加える。卵を加えるたびにしっかりとハンドミキサーで混ぜ、空気を含ませる。(卵を加えている途中でバターが分離してくるようなら、少し湯せんであたためる。卵が半量以上入って生地が分離してきたら、分量内の粉を少量加えて混ぜるときれいにつながる。)
  3. ふるった粉類を加えて、ゴムベラに持ちかえて切るように混ぜる。粉気がなくなり生地全体にツヤがでてきたら出来上がり。
  4. 型に生地を流し込み、両サイドがすこし高くなるように表面をならす。型を少し持ち上げた高さから2〜3回落として生地の中の空気を抜く。
  5. 180℃に予熱したオーブンに入れ、温度を170℃に設定して40~50分ほど焼成する。竹串をさして生地がついてこなければ焼き上がり型から外し、型紙がついたままケーキクーラーの上において冷ます。

POINT

  • 風味の良い発酵バターがおすすめですが、手に入らない時は無塩バターで代用可能です。
  • 卵液が冷たいと生地が分離してしまうので、冷蔵庫から出したてを使う時は湯煎であたためてから加えてください。
  • 生地が分離せず卵液を入れれるかがしっとり食感のポイントです!焦らず生地が乳化してから次の卵液を入れるようにしましょう。(もし分離してしまったときは作り方②を参照してください)


パウンドケーキに合うおすすめ紅茶3選

バターの香りがたまらないしっとりパウンドケーキに合う、おすすめのlinktea紅茶を3つご紹介します。それぞれの組み合わせでティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?

夏摘み紅茶

しっとりとしたバターの風味が広がるパウンドケーキにぴったり合うのが、ネパール産の「夏摘み紅茶」です。

一芯二葉を丁寧に手摘みした高品質な茶葉は、深みのある味わいとともに華やかで濃厚な蜜香が感じられます。しっかりとしたコクがありながら後味はすっきりとしていて、重たくなりがちな焼き菓子とも相性は抜群です。

ジンジャーティー

しっとりとした甘みが魅力のパウンドケーキに、少し刺激のあるアクセントを加えてくれるのがネパール産イラム紅茶をベースにしたこちらの「ジンジャーティー」です。

甘さがしっかりと感じられるバターケーキと、スパイス&柑橘の組み合わせは、意外性がありながらも調和のとれたペアリング。食後や午後のリフレッシュタイムにぴったりです。

ストロベリーティー

パウンドケーキのリッチな甘さに軽やかな酸味と果実の香りを添えてくれる「ストロベリーティー」も、おすすめの組み合わせ紅茶のひとつです。

ハイビスカス、ローズヒップ、ドライストロベリーをブレンドしており、苺の甘く優しい香りとハーブ由来の爽やかな酸味がパウンドケーキに新しい風味をプラスしてくれます。

パウンドケーキってどんなお菓子?

パウンドケーキは、バター、砂糖、小麦粉、卵をそれぞれ1ポンド(パウンド)ずつ使用することからその名が付いた、18世紀ごろから作られているイギリス発祥の伝統的な焼き菓子です。

シンプルながらもしっとりとした食感と素朴な甘さが特徴で、家庭でも比較的簡単に作れることから世界中で親しまれています。

名前の通り、元々は4つの材料を同じ重さで混ぜるという非常にシンプルなレシピが基本で、この均等な配分がパウンドケーキらしい安定した味と焼き上がりを生み出します。

この基本レシピの生地にココアや抹茶を加えたり、生地に様々な素材を組み合わせたりとアレンジやバリエーションが豊富なのも魅力です。

色々なアイデアであなただけのオリジナルパウンドケーキをつくるのも楽しそうですね。ぜひ色々試してみてください。

英国定番スイーツでイギリス流ティータイムを楽しもう

パウンドケーキは焼き立てよりも時間が経った方が生地がしっとりしておいしいので、ティータイムのお供にはもちろん、贈り物にもおすすめです。

生地が乾燥しないように、粗熱がとれたらラップで包み常温で保存しましょう。食べる分だけ切り分けて再度ラップに包んでおけば、熟成していく味わいの変化も楽しめます。

すぐに食べきれない時は冷凍保存も可能です。カットしてラップに包み、冷凍用保存袋に入れておけば風味も損なわれず、1か月ほどおいしく召し上がれます。(解凍は常温で1時間くらいでOK)

イギリスの伝統菓子パウンドケーキと共に、おうちでのイギリス流ティータイムはいかがでしょうか。