パイナップルのソルベ
暑い季節になると冷たいスイーツが食べたくなりますね。今回はフランスの冷菓「ソルベ」をご紹介します。
フルーツを凍らせてフードプロセッサーにかけるだけで、口当たりなめらかなお店のような味わいに仕上がります。
色々なフルーツで作れますが、今回は甘く爽やかな味のパイナップルを使って作ります。さっぱりしているので食事のお口直しにもおすすめですよ。
簡単なのにお店の味!パイナップルソルベ:レシピ
夏のフルーツ「パイナップル」を使ったフルーティーなソルベです。旬の時期はぜひ生のパイナップルから作ってみてください。
生のパイナップルが手に入らない時は缶詰めを利用していただいても大丈夫です。大人の方にはお酒を少し加えても美味しいです。
材料
[作りやすい分量:所要時間約20分(冷やす時間は除く)]
- パイナップル/200g
- グラニュー糖/30g
- 水/150cc
- ラム酒など/小さじ1(お好みで)
作り方
- パイナップルのコンポートを作る。パイナップルは一口大の大きさにカットする。※
- 手鍋に水とグラニュー糖を加えて火にかける。グラニュー糖がとけて沸騰したら、①のパイナップルを入れる。再度沸騰したら弱火にして10分ほど煮る。
- 落としラップをしてそのまま冷めるまで置いておく。(お酒を入れるときはこの時に加えてください)
- コンポートのシロップからパイナップルを取り出し、冷凍庫で冷やし固める。(2時間以上)
- フードプロセッサーに凍ったパイナップルコンポートとシロップ大さじ1を入れて、なめらかになるまで回す。出来上がったソルベが柔らかいようなら再度冷凍庫で冷やし固める。器に盛って出来上がり。
※パイナップルの切り方
葉っぱの部分をとりのぞいて上と底をカットする。皮をむいたら十字に切って芯を落とす。縦に8等分にカットして、それぞれを食べやすい大きさに切る。
POINT
- パイナップル缶を使う時は、作り方④からはじめてください。
- フードプロセッサーが回りづらい時は、コンポートのシロップを様子を見ながら追加で加えてください。
- コンポートで残ったシロップは、ガムシロップの代わりにアイスティーに加えるとフルーティーで美味しいです。ぜひ捨てずにつかってくださいね。
パイナップルソルベに合わせたいおすすめLinktea紅茶
さっぱりとしたソルベはそのまま食べても美味しいですが、温かい紅茶やアイスティーにも合います。特におすすめのlinktea紅茶との組み合わせを3つご紹介します。
夏摘み紅茶
一年間に3回あるクオリティーシーズンの中でも、特に味香り共に充実しているといわれる夏摘み紅茶。
linkteaの夏摘み紅茶はすべて一芯二葉で丁寧に手摘みされており、しっかりとしたコクの中にもすっきりした味わいが感じられます。
収穫される年によって味や香りも異なるので、お好みのものを探す楽しさもありますね。爽やかなパイナップルソルベとも良い組み合わせです。
ミントルイボスティー
ルイボスティーはクセがあり好みが分かれるハーブティーですが、このミントルイボスティーはグリーンルイボスを使用しているためとても飲みやすいのが特徴です。
清涼感のあるペパーミントはネパール産で、ベースのルイボスティーのさっぱり感をより一層感じられるよう絶妙な割合でブレンドされています。
パイナップルの甘い香りや味をすっきりとさせてくれる、とても相性のよい組み合わせです。アイスティーにもおすすめ。
ジンジャーティー
ネパールの夏摘みイラム紅茶をベースに、ドライジンジャー、ゆずピールを加えた香り高いブレンドティーです。
ジンジャーと唐辛子のピリッとした辛さがアクセントになり、スイーツの上品な甘さを引き立ててくれます。
こちらはホットのストレートがおすすめです。
ソルベってどんな食べ物?
ソルベはフランス語で、フルーツの果汁やリキュール、シロップなどを凍らせて作ったフランス菓子の冷菓のことをいいます。
ソルベという名前は、アラビア語の「シャルバート」という言葉が語源になったといわれており、水で薄めた果汁を氷で冷やした飲み物という意味があります。
ソルベはさっぱりとした口当たりとしゃりしゃりとした食感が特徴です。材料に乳製品を使わないため、乳脂肪分が含まれていないのも大きな特徴のひとつです。
もともとフランスではコース料理のお口直しに提供されていて、柑橘系やベリー系の果汁やハーブなどさっぱりとした素材が使われることが多いようです。
日本ではゆずやカボスなど、和の柑橘をつかったソルベもありますね。爽やかな味わいで、そのまま食べたりドリンクに入れたりとアレンジも楽しめます。
ソルベとシャーベットの違いについて
ひんやり冷たい冷菓には、ソルベの他にも似たようなデザートがたくさんあります。例えばシャーベットやジェラート、グラ二テなどその種類もさまざまです。
特にシャーベットは見た目もソルベとそっくりですよね。それぞれの違いは何でしょうか?
シャーベットは英語で、果汁にシロップを加えたり、ピューレ状の果物を凍らせたアメリカの冷菓を指します。
語源もソルベと同様、アラビア語の「シャルバート」がアメリカに渡ってシャーベットと呼ばれるようになったといわれています。
ソルベと違うところは、シャーベットは上記の原材料の他にも、卵白、牛乳、ゼラチンなどを使用するところです。
乳脂肪分が一切入っていないソルベに対して、乳脂肪分やゼラチンなど他の材料が入っているシャーベットは、ソルベよりもクリーミーでもったりとした口当たりが特徴です。
さっぱりしたソルベとクリーミーなシャーベット、どちらも暑い季節に食べたい美味しい冷菓の仲間ですね!
お家でフランスの冷菓ソルベを作ってみよう!
フランス菓子というと、手の込んだ本格的なスイーツのイメージがありますが、ソルベは材料もシンプルで家にある道具で気軽にチャレンジできる冷菓です。
旬のフルーツが手に入ったらぜひ色々な材料で作ってみたいですね。そのまま食べたり、デザートに添えたり、ドリンクに浮かべてフロートにしたりと、楽しみ方は無限大です。
フランスのように、料理のお口直しに出してもいいですね。たくさんつくって冷凍しておけば、いつでも美味しいソルベがおうちで楽しめます。ぜひお試しください。