【柿の紅茶煮】ラム酒とスパイス香る大人のコンポート
秋冬の寒い季節に旬を迎える「柿」は、そのまま食べるのはもちろんお料理やお菓子の材料などでも楽しめる人気の果物です。
今回は、そんな柿を使って手間なく簡単に作れるコンポートの作り方をご紹介します。紅茶で煮るので、柿に茶葉の爽やかな香りや味わいがプラスされます。
おやつやティータイムのお供に、食後のお口直しなどにぜひ作ってみてください。
大人の上品デザート柿の紅茶煮(コンポート):レシピ
今回紅茶煮でつかう茶葉は、スパイスが香るlinkteaの「マサラチャイ」を使用します。
控えめなスパイスが甘みのある柿にもぴったりです。
ラム酒を加えて風味をプラスした、大人におすすめのデザートです。
材料
[所要時間15分(冷やす時間は除く)]
- 柿(固めのもの)/2個
- 水/200cc
- linkteaマサラチャイ/ティーバッグ1個
- きび糖/15g
- ラム酒(お好みで)/小さじ2
作り方
- 柿は皮をむいて4等分(もしくは6等分)にカットする。
- 鍋に水、ティーバッグ、きび糖、①の柿を入れて火にかける。沸騰したら弱火にして、落とし蓋をして10分ほど煮る。
- 柿の表面が柔らかくなったら出来上がり。お好みでラム酒を加える。粗熱がとれるまでそのまま置いておく。しっかり冷やして食べたい時は冷蔵庫にいれる。
POINT
- 柔らかい柿を使うと煮崩れやすいので、固い柿を使用してください。
- 粗熱をとっている間に柿に味がふくまれるので、出来立てよりも少し時間を置いてからの方が美味しいです。
- 砂糖はきび糖がおすすめですが、グラニュー糖や白砂糖などお好みのもので代用可能です。
- ラム酒はお好みで加えてください。お子さまやアルコールを控えたい方は省いていただいて大丈夫です。
柿のコンポートに合うおすすめ紅茶
柿のコンポートと一緒に飲むなら、紅茶煮に使用した「マサラチャイ」がおすすめです。紅茶に少しミルクを加えて、ミルクティーにしても美味しいです。
または、さっぱりした口あたりの夏摘み紅茶やコクのある秋摘み紅茶もおすすめです。ジューシーな柿のコンポートに爽やかな味わいをプラスしてくれます。
コンポートってどんな食べもの?
食事のデザートやお口直しに出てくることの多い「コンポート」ですが、一言でいうと果物を砂糖で煮たフランスの食べ物です。
もともとは保存食として親しまれてきた食べ物で、旬の果物を長く味わえるよう考えられたといわれています。
コンポートの良い点は、果物の食感や風味など素材本来のフレッシュな味わいが残っているところです。砂糖もジャムよりも控えめなので、後味もさっぱりとしています。
風味付けにお酒を加えたり、バニラやスパイスなどで変化を楽しむこともできますし、そのままはもちろん、お菓子の材料やドリンクのアレンジにもおすすめです。
コンポートにおすすめの果物
コンポートに適している果物は、ある程度の硬さと甘みがあるものがおすすめです。ここでは紅茶煮にも合う果物をいくつかご紹介します。
りんご
りんごはしゃきしゃきした食感と酸味と甘みのバランスが良い果物です。煮崩れしにくく、爽やかな酸味がコンポートにもぴったりです。
もも
ももは果肉が柔らかく甘みの強い果物ですが、火を加えることでとろっとした食感が楽しめます。煮崩れしないよう短時間で煮るのがポイントです。
洋ナシ
甘くジューシーな食感の洋ナシもコンポートに最適です。赤ワインを加えて色味を鮮やかにしたり、ジュレと合わせても美味しいです。
柿の栄養素と保存方法
柿は古くから日本で親しまれている果物ですが、その栄養素や効能について知っている方は意外と少ないかもしれません。ここでは柿に含まれる栄養素についてご紹介します。
柿は栄養の宝庫!身体に嬉しい効果
昔から「柿が赤くなると、医者が青くなる」と言われるほど、実は栄養豊富な柿。特に注目すべき栄養素のひとつが「ビタミン類」です。
柿にはビタミンB1、B2、A、Kなどが含まれていますが、特に多いのがビタミンCです。
成人一日のビタミンC推奨量は100mgですが、柿一つに含まれるビタミンCは約112mg。つまり柿ひとつ食べるだけで一日分のビタミンCが摂れてしまいます。
ビタミンCには免疫力を高める効果や活性酸素の働きを抑える作用が期待されます。寒い季節は風邪を引いたり体調が崩れやすいですが、柿を食べることで予防にもなりますね。
また美容面でも美白効果やコラーゲンの合成を助け美肌を保つ効果が期待できます。
その他にも抗酸化作用のあるβカロテン、むくみ改善に働きかけるカリウム、腸内環境を整える食物繊維なども豊富に含まれています。
身体の健康を保つためにも、体調を崩しやすい季節には積極的に柿を摂取したいですね。
柿を美味しく長持ちさせる保存方法は?
柿はへたの部分から水分が蒸発してしまいます。そのため柿の鮮度を保つためには、ヘタの乾燥を防ぎながら保存することが大切です。
方法はとっても簡単。水分を含ませたキッチンペーパーなどをヘタ部分に置き、ヘタが下向きになるようにひとつずつポリ袋にいれて保存します。
固い柿を柔らかく熟成させたいときは風通しのよい場所でそのまま常温保存。食べごろの柿なら冷蔵庫の野菜室がおすすめです。
たくさんもらってすぐには食べきれない時や長い間美味しさをキープしたい時に、ぜひ試してみてくださいね。
旬の果物でおしゃれな簡単デザートはいかが?
さまざまな食べ方で味わえる柿は、日本を代表する秋冬の味覚です。そのまま食べても美味しいですが、時にはこんな風にアレンジデザートで召し上がるのはいかがでしょうか?
濃厚な柿の甘みは、紅茶が持つ渋みや爽やかな風味とも相性がとても良いです。
お互いの良さを引き出してくれる組み合わせで、この季節ならではのスイーツをぜひお楽しみください。