【ハート型のパルミエ】サクサク食感が香ばしいフランスのパイ菓子
パルミエというフランス菓子をご存じでしょうか?ハートの形をしたパイ菓子で、サクサクと軽い食感にバターの香りと砂糖の甘さがじわーっと口の中に広がります。
一度食べたら止まらないあと引く美味しさで、ティータイムのお供にもピッタリなスイーツです。
今回は冷凍パイシートを使った手軽に作るパルミエレシピをご紹介いたします。材料も2つだけで難しい工程もないので、お菓子作り初心者さんにもおすすめです。
サクサクと香ばしいパイ菓子とたっぷりの紅茶でティータイムはいかがですか?
材料2つ!冷凍パイシートで手軽に作れる簡単パルミエ:レシピ
パルミエのサクサク食感を楽しむなら、やっぱり焼き立てが最高!冷凍パイシートを使えば、いつでも手軽におうちでパルミエが楽しめます。
キャラメリゼされた砂糖の香ばしさとサクサクのパイ生地が絶妙な組み合わせです。材料も少なく工程も簡単なのでお子様と一緒に作っても喜ばれそうですね。
ちょっとしたプレゼントやおやつの時間にぜひ作ってみてください。
材料
16枚くらい/所要時間30分(生地を冷やす時間は除く)
- 冷凍パイシート/1枚
- 砂糖(きび糖、グラニュー糖など)/適宜
作り方
- 冷凍パイシートは使う10分前くらいに常温に出しておく。まな板に打ち粉(薄力粉:分量外)をし、冷凍パイシートをのせる。ひとまわり大きくなるようにめん棒で伸ばす。
- 冷凍パーシートの表面に水を刷毛で薄く塗り、砂糖をまんべんなくまぶす。
- 中央にむかってパイシートの上下を折りたたみ、接着面に水を薄く塗り、砂糖をまぶす。さらに半分に折りたたんで、ラップで包み冷蔵庫で30分ほど冷やす。
- 生地が冷えて固まったら冷蔵庫から出し、8㎜幅にカットしてクッキングシートを敷いた天板に並べる。焼くと生地が広がるので間隔をあけて並べましょう。
- 切り口にグラニュー糖をふりかけ、190℃に予熱したオーブンで15~20分ほど焼成する。パイ生地がハート型に広がり美味しそうな焼き色がついたら出来上がり。ケーキクーラーなどの上にのせて冷ます。
POINT
- 冷凍パイシートに砂糖をまぶしたらめん棒で軽く転がすと、生地に砂糖の甘みがしっかりなじみます。
- 途中焼き色が付きすぎてしまう場合は、クッキングシートやアルミホイルをかけて調節してください。
- 溶かしたチョコレートや粉糖をかけてデコレーションしても可愛いです。
パルミエと一緒に飲みたいおすすめlinktea紅茶3選
パルミエに合うおすすめlinktea紅茶を3つご紹介します。色々な組み合わせを試してお気に入りの一杯ををぜひ見つけてください。
ジンジャーティー
夏摘みのイラム紅茶にドライジンジャーや唐辛子を合わせたピリッと刺激的なフレーバーティー。
国産ゆずエッセンスを加えることで、ジンジャーの辛さの中に爽やかな香りが広がります。
シンプルな味わいのパルミエに新しい風味がプラスされ、お互いの美味しさが感じられます。
ミントルイボスティー
グリーンルイボスをベースに桑の葉とネパール産ペパーミントを加えた、さっぱりした口当たりのハーブブレンドティー。
ペパーミントの清涼感が、バターの濃厚さをすっきりとさせてくれます。こちらはストレートティーがおすすめです。
カモミールティー
ネパール産カモミールにレモングラスやドライアップルピールを加えた、優しい味わいのハーブブレンドティー。
自然な甘みと深みのある味わいで、シンプルな味のパルミエとの相性も良いです。
粗びきブラックペッパーのピリッとした引き締め感もあり、バターたっぷりのお菓子にもおすすめです。
パルミエってどんなお菓子?
パルミエはフランスの焼き菓子で、薄く伸ばしたパイ生地に砂糖をまぶし両端から真ん中まで折り畳みそれをスライスして焼き上げたハート型のパイ菓子です。
サクサクとしたパイの香ばしい食感にキャラメリゼされた砂糖の甘さがプラスされた、シンプルながら奥深い味わいで、長く人々に愛されています。
パルミエの名前の由来ですが、フランス語で「ヤシの木」を意味し、ハート型の形状がヤシの葉に似ていることから名づけられたといわれています。
ちなみにフランスでは、パルミエをクール・ド・フランスとも呼びますが、これは「フランスのハート」を意味しています。
1931年に開催されたパリ植民地博覧会がきっかけで誕生したお菓子という説もあり、誕生については諸説あるようです。
日本にもパルミエに似たお菓子がある?
パルミエと聞いてもピンとこない方も多いと思いますが、「源氏パイ」という似た形のお菓子があることはご存じの方も多いのではないでしょうか?
まったく同じ形をしているといっても過言ではないのも当然。実は日本で有名な源氏パイはフランスのパルミエを基にして考案されたお菓子なんです。
考案した会社の開発担当者がパリを視察中に、ハート型のパイ菓子に出会い、日本でなんとかお手ごろな価格で多くの人に味わってもらいたいという思いで作られたそうです。
当時の日本では、パイ菓子は高級菓子店でしか味わえないものでしたが、源氏パイが誕生したことで日常でも楽しめるお菓子として広く広まりました。
パルミエと源氏パイの違いはほとんどありませんが、パルミエの方が若干厚さが薄く、カリカリとした食感に焼きあがります。
どちらも美味しく、食べだしたら止まらない魅力的なお菓子ですね。
フランスのパイ菓子パルミエと一緒に紅茶を楽しもう
パイ生地を一から作るとなると手間も時間もかかりますが、市販の冷凍パイシートを使えば手軽に焼きたてをおうちで楽しむことが出来ます。
パルミエは材料も少なく思い立ったらすぐに作れるので、急なおもてなしやちょっとした手作りプレゼントにもおすすめです。
バターの香りとコクが紅茶の風味によく合い、ティータイムのお供にもぴったりです。サクサク食感の本格パルミエで素敵なおうちお茶時間をお楽しみください。
フランス風アップルパイのレシピもおすすめ!