【ヌガーグラッセ】フランスの新食感ひんやりデザートの作り方
暑い季節には冷たいスイーツが食べたくなりますよね。今回ご紹介するのは、フランスの冷たいスイーツといえばこれ!「ヌガーグラッセ」です。
ヌガーグラッセはドライフルーツやナッツを加えたひんやりスイーツで、アイスクリームよりも軽い口どけとふわふわした食感が特徴です。
おうちで作る夏のスイーツにもおすすめです。紅茶との相性もぴったりなのでぜひお試しください。
ヌガーグラッセ:優しい甘さの本格スイーツレシピ
おうちでアイスクリームを作る時は、冷凍庫に入れて半分凍ったら取り出してかき混ぜてを何度も繰り返さないといけないのが手間ですよね。
その点、ヌガーグラッセは材料を混ぜて型に流したらそのまま冷やし固めるだけなので、アイスクリームよりも気軽に作る事が出来ます。
見た目もきれいなので、おもてなしスイーツにもおすすめです。
材料
パウンド型1本分/所要時間:約30分(冷凍庫で冷やす時間は除く)
- 生クリーム/200cc
- ドライクランベリー(細かく刻む)/50g
〈イタリアンメレンゲ〉
- 卵白/2個分
- はちみつ/50g
- グラニュー糖/20g
〈キャラメリゼナッツ〉
- 無塩ミックスナッツ(アーモンドなど単品でも)/40g
- グラニュー糖/30g
- 水/20cc
作り方
〈キャラメリゼナッツを作る〉
- 手鍋にグラニュー糖、水を入れて中火にかける。グラニュー糖が溶けてカラメル色になったら火を止めてミックスナッツを加える。全体にからまったらクッキングシートの上に広げて冷ます。冷え固まったら包丁で細かく刻んでおく。
〈イタリアンメレンゲを作る〉
- ボウルに卵白を入れてハンドミキサーでやわらかいツノが立つまで泡立てる。
- はちみつとグラニュー糖を手鍋に入れて、117℃まで温める。
- ①のメレンゲに②を少量ずつ加えてハンドミキサーでピンとしたツノが立つまで泡立てる。常温になるまで冷ます。
〈ヌガーグラッセを仕上げる〉
- ボウルに生クリームを入れてツノが立つまでハンドミキサーで泡立てる。
- 冷めたイタリアンメレンゲを2回に分けて加え、ゴムベラで優しく混ぜる。
- 細かく刻んだキャラメリゼナッツとクランベリーを加えて全体を混ぜ合わせる。
- クッキングシートを敷いた型に流し表面をならす。底を打ちつけて空気を抜く。ラップをかけて冷凍庫で1日冷やす。
- 包丁で切り分け、お皿に盛り付けて出来上がり。
POINT
- ドライフルーツはサルタナレーズンやオレンジピールなどもおすすめです。
- お好みでラム酒を少量加えると大人の味わいに仕上がります。
- キャラメリゼナッツは市販のものを使うとより手軽につくることが出来ます。
ヌガーグラッセに合うおすすめlinktea紅茶3選!
ヌガーグラッセに合うおすすめの紅茶をご紹介します。ホットでもアイスでもお好みの組み合わせでお楽しみください。
アールグレイ
ベルガモットの爽やかな香りをつけたアールグレイは誰もが知っているフレーバーティーですよね。柑橘の香りとさっぱりした口当たりで、ヌガーグラッセの優しい甘さともよく合います。おすすめはストレートですが、お好みでミルクを加えても美味しいです。
ミントルイボスティー
グリーンルイボスティーにネパール産のドライペパーミントを加えた、清涼感のあるハーブブレンドティー。ペパーミントの爽快な後味で、甘いスイーツもさっぱりといただけます。生クリームを使ったスイーツをすっきり食べたいときにおすすめの組み合わせです。
夏摘み紅茶
上品で繊細な味わいと華やかなマスカテルフレーバーが楽しめる夏摘み紅茶。程よい渋みがスイーツの美味しさをより引き立ててくれます。ホットティーはもちろん、キリっと冷えたアイスティーとの組み合わせもおすすめです。
ヌガーグラッセってどんなお菓子?
「ヌガーグラッセ」は南フランスを代表する伝統的な冷菓です。一見アイスクリームのようですが、一味違う味わいのスイーツです。
名前にもつけられている「ヌガー」とは南フランスの伝統菓子の名前で、はちみつや砂糖を煮詰めてドライフルーツやナッツなどを加えて固めたお菓子です。
このヌガーに見た目がよく似ていることから、フランス語で氷を意味する「グラッセ」をつけて「ヌガーグラッセ」と名づけられたと言われています。
ヌガーグラッセは、はちみつ味のイタリアンメレンゲ、生クリーム、キャラメリゼしたナッツ、ドライフルーツなどを混ぜ合わせ型に流して冷凍庫で冷やし固めます。
イタリアンメレンゲと生クリームを合わせることで、ふわっとした食感と軽い口当たりになり、キャラメリゼナッツの香ばしさとドライフルーツのアクセントが食べていて楽しいです。
南フランスでは夏の定番スイーツで、ケーキ屋さんというよりもレストランやカフェなどで提供されることが多いようです。
ヌガーグラッセとカッサータの違いとは
ヌガーグラッセによく似たお菓子で「カッサータ」があります。カッサータはイタリアのシチリア島発祥の代表的な冷菓です。
ヌガーグラッセとカッサータはどちらも冷たいスイーツで、見た目もよく似ています。この2つのお菓子の違いは材料にあります。
カッサータはリコッタチーズや生クリームを混ぜ合わせたクリームにナッツやドライフルーツ、チョコレートなどを刻んで加え冷やし固めて作ります。
リコッタチーズを加えることで、コクがありながらもさっぱりとした後味が特徴的です。
一方、ヌガーグラッセは先ほどもご紹介したように、はちみつ味のイタリアンメレンゲを加えているためカッサータよりも軽い口当たりと優しい甘さが特徴的です。
どちらもクリームにナッツやドライフルーツを加えますが、ヌガーグラッセはキャラメリゼしたナッツ、カッサータはローストしたナッツを加えるところも異なります。
見た目はとても似ていますが、食感や風味、香ばしさなど、食べ比べてみるとまったく違う味わいのスイーツです。
ヌガーグラッセで夏のひんやりティータイム
はちみつ味のイタリアンメレンゲとキャラメリゼナッツを加えた、フランス生まれの冷たいスイーツ「ヌガーグラッセ」。
ふわふわとした口どけと食感のコントラストが楽しく、夏の新しい定番スイーツにおすすめしたい一品です。
暑い季節はきりっと冷えたアイスティーが美味しいですが、冷たいスイーツに合わせるなら気持ちも温まるホットティーもいいですね。
ゆったりとした夏のティータイムにぜひお試しください。