【しっとりフィナンシェ】フランスの伝統菓子の基本レシピ
お菓子屋さんに並ぶ焼き菓子の中でも、長年人気を集めている「フィナンシェ」。小さな長方形の形をした焼き菓子で、ひと口食べるとバターの豊かな香りが広がります。
最近ではコンビニやカフェでも見かける機会が増え、身近な焼き菓子のひとつにもなっていますね。
シンプルな見た目ながら奥深い味わいが魅力で、もちろん紅茶との相性も抜群です。
今回はそんなフィナンシェについてご紹介いたします。自宅で作れる基本レシピをはじめ、歴史や特徴など色々な角度からフィナンシェの魅力を解説いたします。
外はカリっと中はしっとり!本格フィナンシェ:基本レシピ

フィナンシェはフランスの伝統菓子のひとつです。焼き立ては外側の香ばしさが楽しめ、時間が経つにつれて全体がなじみ、味わい深くなるのが特徴です。
お店で購入するフィナンシェでは、焼き立てならではのカリッとした食感を味わえる機会は意外と少ないもの。この機会にぜひご自宅で手作りフィナンシェに挑戦してみてください。
材料(フィナンシェ型6〜8個分)
- 卵白 2個分
- グラニュー糖 70g
- はちみつ 10g
- 薄力粉 35g
- アーモンドパウダー 35g
- 無塩バター 70g
作り方
- 焦がしバターをつくる。小鍋に無塩バターを入れて中火にかける。泡立て器でかき混ぜながら溶かす。徐々にきつね色になってきて、ナッツのような香ばしい香りがしてきたら火を止める。すぐに鍋を水につけて粗熱をとる。(そのままにしておくと焦げの進行が進んでしまうので、必ず水につける)
- ボウルに卵白、はちみつ、グラニュー糖を入れて混ぜ合わせる。はちみつとグラニュー糖が溶けたら、ふるっておいた薄力粉とアーモンドパウダーを加えて混ぜ合わせる。
- 40℃くらいの焦がしバターを加え、全体がなめらかになるまで混ぜる。
- バター(分量外)を塗った型に生地を流し入れ、180℃に予熱したオーブンで15〜18分ほど焼成する。表面がこんがりきつね色になれば焼き上がり。
POINT
- 焦がしバターはきつね色よりも少し濃い色を目指してください。焦がし具合で香りや風味が変わるので、焦がしすぎないように注意しましょう。
- 焦がしバターが熱いうちに生地に混ぜると卵白が凝固してしまうことがあります。逆に温度が低すぎるとうまく混ざらず乳化しないので、40℃くらいを目安に混ぜましょう。(温度が低すぎるときは湯煎にかけて温めるといいです)
- 焼き立ては表面がカリッと、中はふわっとした食感です。翌日以降はしっとりした食感に。日持ちは5日間ほどを目安に。
フィナンシェと一緒に飲みたいlinktea紅茶はこれ!

アーモンドとバターが香る味わい深いフィナンシェに合う、おすすめlinktea紅茶を3つご紹介いたします。紅茶選びに迷ったらぜひ一度お試しください。
夏摘み紅茶
茶葉本来のまろやかな甘みや程よい渋み、繊細な香りなどどれをとってもバランスが優れている「夏摘み紅茶」。すっきりとした口当たりと爽やかなのど越しで、バターをたっぷり使ったフィナンシェとも抜群の相性を楽しめます。口の中にのこる蜜香の余韻が素晴らしいので、ぜひストレートティーで合わせるのをおすすめします。
ミントルイボスティー
南アフリカ産グリーンルイボスをベースに、ネパール産ペパーミントと桑の葉をブレンドしたすっきり爽快な味わいのハーブブレンドティー。ノンカフェインなので、どなたでもお召し上がりいただけるのも魅力です。ミントの清涼感とグリーンルイボスの軽やかな口当たりで、焼き菓子も重たくならず楽しめます。ホットティーはもちろん、アイスティーもおすすめです。
アールグレイ
フレーバーティーの代名詞ともいえる人気銘柄「アールグレイ」。linkteaのアールグレイは、夏摘みイラム紅茶に天然ベルガモット香料とレモングラスやレモンピールなどの柑橘類を加えたフルーティーな味わいが特徴です。柑橘の香りがフィナンシェにプラスされ、お互いの美味しさを引き立て合います。ストレート、ミルク、レモンとお好みでお召し上がりください。
フィナンシェってどんなお菓子?

フィナンシェは、フランス発祥の焼き菓子で、フランス語で「金融家」や「お金持ち」を意味する「フィナンシェ(financier)」が名前の由来とされています。
金塊のような長方形の型で焼かれることが一般的ですが、もともとは修道院で作られていた焼き菓子が起源ともいわれています。
その後、パリの金融街で働く人々に向けて販売されることになり、忙しい仕事の合間でも食べやすく、スーツを汚しにくい形状だったことから人気を集めたそうです。
金塊のような見た目も「金融家」の名前にぴったりですよね。
フィナンシェの特徴
フィナンシェの最大の特徴は、何といっても「焦がしバター」の香ばしい香りです。
一般的なバターと違い、鍋でじっくり加熱して作る焦がしバター(ブールノワゼット)は、焦がすことでナッツのような香りと奥深い味わいが生まれ、焼き上がりに深いコクを与えてくれます。
焼いている時にオーブンから漂う甘く香ばしい香りは、フィナンシェならではの魅力といえるでしょう。
また、フィナンシェにはたっぷりのアーモンドパウダーを使用しますが、それによって生地にしっとり感が生まれ、外側はこんがりと、中はやわらかく口どけの良い食感になります。
時間が経つにつれて味わい深くなるお菓子なので、日持ちも良く焼き菓子ギフトとしても人気があります。
フィナンシェとマドレーヌの違いって?
フィナンシェとよく比較されるのが「マドレーヌ」です。どちらもフランスの焼き菓子ですが、材料や食感、製法などに違いがあります。
フィナンシェは卵白を使用し、焦がしバターとアーモンドの香ばしさを楽しむ焼き菓子。一方、マドレーヌは全卵を使い、ふんわりと軽い食感が特徴です。
また、マドレーヌは貝殻型で焼かれることが多く、見た目にも可愛らしい印象があります。
フィナンシェはしっとり濃厚、マドレーヌはふんわり軽やか。そんな違いを意識しながら食べ比べてみるのも楽しいですね。
焼き立てフィナンシェと紅茶で優雅なおうちティータイムを

フィナンシェは、焦がしバターの香りとしっとり食感が魅力のフランス菓子です。
シンプルな材料で作られていますが、焦がしバターの加減や焼き方によって味わいが大きく変わる、奥深い焼き菓子でもあります。
そのままでも十分美味しいですが、茶葉やパウダー、ナッツなどを加えれば、自分だけのアレンジを楽しむこともできます。
お店で味わうのはもちろん、自宅で焼き立てを楽しめるのは手作りならではの魅力です。バターの香りが広がるフィナンシェを、ぜひ紅茶とともに楽しんでくださいね。