【ミンスパイ】イギリスのクリスマスを彩る伝統のひとくちパイレシピ
年の終わりが近づくと、イギリスのベーカリーやティールームのショーケースに、丸くて可愛らしいパイが並びはじめます。
イギリスのクリスマスに欠かせない伝統菓子「ミンスパイ」です。
ミンスパイはドライフルーツをスパイスで作るミンスミートをパイに詰めて焼き上げたお菓子で、クリスマスを祝う特別な存在として親しまれてきました。
今回は、市販の冷凍パイシートをつかった簡単につくれるミンスパイをご紹介いたします。今年のクリスマスに、手作りミンスパイはいかがですか。
ミンスパイを作ろう:冷凍パイシートを使って簡単レシピ

ミンスパイに欠かせないのが「ミンスミート」です。ミンスミートはりんごとドライフルーツにスパイスを合わせて寝かせたもので、甘くてスパイシーな味わいが特徴です。
今回はパイの部分を冷凍パイシートで代用し、誰でも気軽に作れるレシピをご紹介します。お菓子づくりが苦手な方や初めての方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
材料
Φ8㎝マフィン型6個分
所要時間:約45分(ミンスミートを漬け込む時間は除く)
〈ミンスミート(作りやすい分量)〉
- りんご/1/2個
- レーズン/60g
- カレンツ/60g
- サルタナレーズン(ゴールデンレーズン)/60g
- オレンジピール/30g
- ドライクランベリー/15g
- きび糖/80g
- 無塩バター(溶かしバターにする)/50g
- レモン/1/2個(果汁は絞り、皮はすりおろす)
- シナモンパウダー/小さじ1
- ナツメグ/小さじ1/2
- クローブパウダー/ひとつまみ
- ブランデー/大さじ2
〈その他の材料〉
- 冷凍パイシート/3枚
- 卵黄/適宜
- 飾り用粉糖/適宜
作り方
〈ミンスミートをつくる〉
- レーズン、カレンツ、サルタナレーズンは湯通しして冷ましておく。冷めたら水気をしっかりふいておく。
- りんごは皮を剥いてみじん切りにする。クランベリーとオレンジピールも同じくらいの大きさに刻む。
- ボウルに①と②のドライフルーツとりんごを入れ、溶かしバター、きび糖、スパイス類、レモン果汁、皮すりおろし、ブランデーを入れ全体を混ぜ合わせる。
- 密封容器に入れ、一晩漬け込む。(時間がないときは手鍋に材料を入れ少し煮詰めて冷ましておくと味がなじみやすい)
〈ミンスパイを焼く〉
- 冷凍パイシートを室温に戻し、めん棒で3〜4㎜の厚さに伸ばす。直径10㎝の丸形と星形を6個ずつ抜く。
- マフィン型にパイシートを敷き込み、フォークなどで底に数か所穴をあける。ミンスミートをたっぷり詰め込み、上に星形に抜いた生地をのせる。冷蔵庫で30分冷やす。
- 冷凍パイシートの表面に卵黄を塗り、190℃に予熱したオーブンで15〜20分ほど焼成する。
- 焼きあがったら型から外し、ケーキクーラーなどの上にのせて粗熱をとる。仕上げに粉糖をふって出来上がり。
POINT
- ミンスパイは3種類のレーズンを使用します。サルタナレーズンは黄金色の明るい色味で酸味を感じられるレーズンです。カレンツは小粒のレーズンで食感と程よい酸味があります。レーズンは色が濃く甘みが強いのが特徴です。この他にグリーンレーズンなどでも代用可能です。色々なレーズンを使うと味わい深いミンスミートに仕上がります。
- ミンスミートは漬け込むほど熟成し、味わい深くなります。ミンスパイを作る前日,または数日前に作っておきましょう。
- 型に入れてから冷蔵庫で生地を冷やすのは、膨らみすぎるのを防ぐためです。
- ご使用のオーブンによって焼成時間に誤差が生じることがありますので、焼き時間は目安にして、焼き色をみて調整してください。
ミンスパイと一緒に飲みたいおすすめ紅茶3選

小さなパイ菓子ですが、ぎゅっと濃縮されたドライフルーツの旨みにより濃厚な味わいの焼き菓子なので、味わい深くさっぱりした紅茶がよく合います。
おすすめの組み合わせをlinktea紅茶から3つご紹介いたします。
秋摘み紅茶
渋みが少なく、まろやかで味わい深い口当たりの秋摘み紅茶。飲んだ後には豊かな蜜香が広がります。りんごの酸味やスパイスの複雑な味わいを包み込み、お菓子とのバランスを楽しみながらいただけるおすすめの組み合わせです。ストレート、ミルクなどお好みでお召し上がりください。
ジンジャーティー
ジンジャー自体がスパイスのひとつなので、ミンスパイの味わいにもぴったりな紅茶です。お菓子と紅茶に一体感が生まれ、おもてなしティータイムにもおすすめの組み合わせです。ストレートがおすすめですが、お好みで少しミルクを加えても辛みがまろやかになり、パイとも相性が良いです。
アールグレイ
誰からも愛される世界的に人気のフレーバーティー「アールグレイ」。linkteaのアールグレイは、レモン系ハーブをプラスしたオリジナルの味わいでベルガモットの香りがより一層爽やかに感じられます。パイ菓子はこってりした口当たりになりやすいので、後味をさっぱりさせたいときはアールグレイがおすすめです。ホットはもちろんアイスティーも美味しいです。
ミンスパイってどんなお菓子?

ミンスパイは、イギリスの冬の定番として親しまれてきた小さなパイです。
中に詰められている「ミンスミート」は、レーズンやカレンツ、柑橘ピール、スパイス、りんごなどを洋酒で漬け込んだ濃厚なフィリングです。
「ミンスミート」という名前がお菓子らしくありませんが、これは元々ひき肉を入れて作られていた名残で、現代では名前だけ受け継がれているだけでひき肉は入っていません。
名前だけ聞くとお肉が入った食事パイと勘違いしそうですが、ドライフルーツやスパイスが詰まった甘いパイです。
ミンスパイっていつ食べるの?
イギリスでは、街がクリスマス準備を始める11月の終わりごろからお店にミンスパイが並びはじめます。
特にクリスマス前のアドベント期間(12月1日〜12月24日まで)のお茶時間や、家族が集まる週末など、この季節の定番おやつとして楽しまれています。
ミンスパイが愛されている理由として、「クリスマスにミンスパイを食べると翌年幸運が訪れる」という昔から受け継がれているジンクスもあるかもしれないですね。
また、クリスマスイブの夜、子供たちがサンタのためにミンスパイをひとつ残しておくという風習もあり、ミルクやブランデーと一緒に置いておくそうです。
ミンスパイにはクリスマスを待ち遠しく感じる人々の温かい思いが込められています。
今年のクリスマスはイギリスの味でティータイム

ミンスパイはクリスマスシーズンに欠かせないイギリスの伝統的なお菓子です。甘くスパイシーなミンスミートとサクサクのパイ生地の組み合わせは、紅茶との相性も抜群!
今年のクリスマスは、手作りのミンスパイと紅茶で素敵なイギリス風ティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。