【ギモーヴ】もっちり食感!フランスのマシュマロ風スイーツ

口の中でしゅわっと溶けるマシュマロみたいなフランスのスイーツをご存じでしょうか?

「ギモーヴ」は、もちもちの弾力とフルーツの味わいが感じられる紅茶にもぴったりのお菓子です。

パティスリーで売られている本格スイーツのイメージもありますが、実はおうちでも簡単に作ることができます。

今回は春らしくいちごを使ったピンク色のギモーヴをご紹介します。ぜひ紅茶と共に味わってください。

簡単なのに美味しい!いちごの春色ギモーヴ:レシピ

独特の口溶けともっちりした食感が特徴的なギモーヴ。材料はいたってシンプルで、スーパーで気軽に手に入るものばかりです。

使うフルーツによって彩りや味わいのバリエーションが楽しめるので、プレゼントや贈り物にもおすすです。

材料

角バット1枚分
所要時間:約40分(冷蔵庫で冷やす時間は除く)

  • いちご/100g
  • グラニュー糖/100g
  • レモン果汁/10g
  • 水あめ/20g
  • 粉ゼラチン/10g
  • 水(ゼラチンをふやかす用)/30cc
  • コーンスターチ(仕上げ用)/適宜

作り方

  1. 粉ゼラチンは分量の水にふりいれてふやかしておく。
  2. いちごはヘタを取り、水気をしっかりふきとる。ミキサーなどにかけてピューレにする。
  3. 鍋に①のいちごピューレ、グラニュー糖、水あめ、レモン果汁を加えて火にかける。やや強めの中火で加熱し沸騰して105℃になったら火からおろす。④①のふやかしたゼラチンのボウルに③を入れ、ハンドミキサーで泡立てる。白っぽくふわっとするまで高速で泡立てる。(生クリームの8分立て程度)
  4. 角バットにコーンスターチを茶こしでまんべんなくふり、ギモーヴを流しいれる。表面を平らにならして、軽くトントンとバットを高い位置から落とし空気を抜く。冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。
  5. 固まったらバットから取り出し、表面にコーンスターチを茶こしでふる。2〜3㎝角位の食べやすい大きさにカットして出来上がり。

POINT

  • 生のいちごが手に入らない時は、市販のいちごピューレでもOKです。
  • 105℃はとても大切な温度なので、温度計を使ってしっかり計ってください。
  • 泡立てすぎると生地がボソボソの状態になり、バットに流せなくなるので気をつけましょう。
  • 保存は冷蔵庫で。賞味期限は1週間ほどです。

ギモーヴと一緒に飲みたいおすすめlinktea紅茶3選

果物のフルーティーな香りと優しいくちどけのギモーヴには、すっきりあっさりした紅茶がよく合います。linkteaの中でおすすめの組み合わせ3選をご紹介いたします。

ストロベリーティー

ネパールの上質な夏摘みイラム紅茶をベースに、フリーズドライのストロベリーやローズヒップ、ハイビスカスなどのハーブを加えたフルーティーなフレーバーティー。

いちごの甘い香りとほんのり感じる優しい酸味が、いちごのギモーヴによく合います。ストレートティーまたはミルクティーもおすすめです。

春摘み紅茶

新芽がたっぷりと含まれた茶葉は、一枚一枚丁寧に手摘みされ茶葉本来の形のまま仕上げられています。

お湯を注ぐと若々しい華やかな香りが広がり、緑茶のような風味が感じられます。贅沢で繊細な味わいの春摘み紅茶にギモーヴはぴったりです。

カモミールティー

ネパール産カモミールにレモングラスやりんごピールを加えた、フルーティーで優しい味わいのハーブティー。

ブラックペッパーのピリッとしたアクセントが、全体を引き締めています。カモミールの優しい味わいとギモーヴのふんわり食感がお互いの美味しさを引き立て合います。

ギモーヴってどんなお菓子?

ギモーヴとはフランス発祥の砂糖菓子で、マシュマロに似た食感のスイーツです。果物のピューレを煮詰めてゼラチンを加え、ふわっと泡立てて冷やし固めて作ります。

形は正方形にカットしたものが一般的で、フルーツの凝縮した美味しさとむちっとした弾力、口に入れるとしゅわっと溶ける食感が楽しめます。

「ギモーヴ」という名前は、ウスベニタチアオイという植物のフランス語である「guimauve offcinale」から由来しています。

理由は、かつてゼラチンの代わりにウスベニタチアオイの根からとれるでんぷんを使用して作られていたためといわれています。

フルーツ果汁のカラフルな色あいが可愛いギモーヴは、ホワイトデーのお返しやプレゼント、贈り物にも人気のスイーツです。

ギモーヴと「マシュマロ」の違いについて

ギモーヴとよく似た砂糖菓子に「マシュマロ」があります。こちらではギモーヴとマシュマロの違いについてご紹介します。

まず大きな違いは基本材料と作り方です。ギモーヴはフルーツピューレにゼラチンを加えて泡立てますが、マシュマロは卵白を使用します。

卵白に砂糖またはシロップを合わせてメレンゲを作り、ゼラチンと共にフルーツピューレやチョコレートなどを加え風味をつけて作ります。

材料と製法が異なるため、ギモーヴはフルーツの濃縮した味と香り、なめらかな口どけに対し、マシュマロはしっかりとした砂糖の甘さや心地よい噛み応えを感じることができます。

一見よく似たスイーツですが、食べてみると違いがあるのが分かりますね。

ちなみにマシュマロという名前の由来ですが、実はギモーヴの由来と同じ「ウスベニタチアオイ」の英語である「marsh mallow」からきています。

製法や生まれた国は違うけれど語源が同じという、かなりめずらしいスイーツでもあります。

ふわふわもっちりフルーティーなギモーヴを紅茶と共に

フルーツの味がストレートに味わえるギモーヴは、果物が美味しい季節に作りたくなるスイーツです。

今回は旬のいちごを使用しましたが、マンゴーやレモンなどお好みのフルーツでも作ることが出来るので、ぜひ色々なアレンジでお楽しみいただけたらと思います。

フルーツの爽やかな味わいは紅茶との相性も抜群です。あたたかい季節にぴったりの軽やかなスイーツと共に、ぜひ素敵なティータイムをお楽しみください。