【ダックワーズ】サクサクしっとりレシピ!紅茶に合うフランス菓子

紅茶のお供には焼き菓子が欠かせません。今回ご紹介するのは、外はサクサク中はしっとりとした生地に濃厚なクリームを挟んだフランス菓子「ダックワーズ」です。

専用型がなくても、自宅にあるもので簡単に本格ダックワーズを作れる方法をご紹介いたします。

ダックワーズに合うおすすめの紅茶やお菓子の魅力についても解説いたしますので、ぜひご覧ください。

手作り型で焼く本格ダックワーズ:レシピ

ダックワーズはシャブロン型といわれる小判の様な型を使って焼きますが、専用の型を用意するのはなかなかハードルが高いですよね。

そんな方でも本格的なダックワーズが焼ける、手作り型の作り方を合わせてご紹介します。ご自宅で手軽にダックワーズを楽しみましょう。

材料

[直径6㎝くらいの大きさ8個分/所要時間約60分]

  • 卵白/3個分(約100g)
  • グラニュー糖/40g
  • アーモンドパウダー/80g
  • 薄力粉/15g
  • 粉糖/30g
  • 粉糖(仕上げ用)/適宜

〈コーヒーバタークリーム〉

  • 無塩バター/60g
  • 粉糖/50g
  • インスタントコーヒー/3g
  • お湯/小さじ½

〈ダックワーズの型の作り方〉

  1. アルミホイルを22㎝にカットして1㎝の幅に折り重ねていく。端をもう片方の端に挟み入れ、輪にして小判型に成形する。これを8個用意しておく。

作り方

  1. ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーの低速でコシをほぐしておく。グラニュー糖を3回に分けて加え、その都度高速で泡立てる。卵白を持ち上げたときにしっかりツノが立つくらい固めのメレンゲを作る。
  2. アーモンドパウダー、薄力粉、粉糖を合せてふるいにかける。①のボウルに加えて泡をつぶさないようにゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。1㎝の丸口金をつけた絞り袋に生地を入れる。
  3. オーブンシートを敷いた天板の上に、アルミホイルで作ったダックワーズ型を並べ、生地を絞り出す。型からはみ出た生地はへら等で表面をならしながら取り除く。ゆっくりと型を持ち上げて外す。同様にさらに8枚絞る。(2枚一組になるので計16枚絞る)
  4. 仕上げ用の粉糖を茶こしでまんべんなく2回ふるう。180℃に予熱したオーブンで10分、その後150℃に下げて10分焼成する。
  5. 焼き上がったらそのまま冷まし、完全に冷めてからオーブンシートからはずす。
  6. コーヒーバタークリームを作る。常温に戻しておいた無塩バターをボウルに入れ、粉糖を加える。ハンドミキサーでクリーム状になるまで泡立てる。インスタントコーヒーをお湯で溶かしたものを加え、さらに混ぜ合わせて出来上がり。
  7. 冷めたダックワーズ生地にコーヒーバタークリームをぬり、もう一枚でサンドする。

POINT

  • 粉糖はコーンスターチのはいっていない純粉糖を使ってください。
  • メレンゲはしっかりと固く泡立ててください。粉類をいれたら泡をつぶさないようにさっくりと混ぜ合わせるのも大切です。
  • 間にサンドするクリームはお好みのもので大丈夫です。コーヒー味の他にチョコレート味やピーナッツ味も美味しいです。
  • 保存は冷蔵庫で。時間が経つとクリームと生地がなじんで美味しいです。
  • 型を作るのが面倒な時は、丸口金で円状に絞ってもOKです。

ダックワーズに合うおすすめLinktea紅茶3選

軽い食感のダックワーズに合うおすすめのlinktea紅茶を3つご紹介します。組み合わせる紅茶を選ぶ時に、ぜひ参考にしてみてください。

春摘み紅茶

春摘み紅茶はたっぷりの新芽を含んだ茶葉で、とても甘みのある紅茶です。完全発酵していないため、青々しい香りが感じられ緑茶や烏龍茶のような後味が楽しめます。

ダックワーズの生地は軽い食感のため、春摘み紅茶のような繊細な味わいの紅茶ともよく合います。

ピーチティー

上質なイラム紅茶の春摘み茶葉をベースに、フルーティーなピーチの香りを加えたピーチティー。レッドローズやヒースを茶葉に加えた見た目も鮮やかなフレーバーティーです。

サクッとした食感のダックワーズとフレーバーティーはとても相性が良く、特におすすめの組み合わせです。

ミントルイボスティー

グリーンルイボスにネパール産のペパーミントを加えた、linkteaならではの爽やかなブレンドティー。

さっぱりした味わいで、甘いお菓子の余韻もすっきりとさせてくれます。ノンカフェインなので、時間を気にせずたのしめるのもいいですね。

ダックワーズってどんなお菓子?

ダックワーズは軽いメレンゲ生地で作られたアーモンド風味の焼き菓子で、フランスの伝統菓子のひとつです。

「ダックワーズ」という名称は、発祥地であるフランス南西部の「ダスク」という街にちなんでつけられたと言われています。

日本でも人気の焼き菓子ですが、「ダックワーズ=小判型の生地にクリームがサンドされているもの」をイメージする方がほとんどだと思います。

しかし本場フランスでは、昔からダックワーズといえばホールケーキの土台のスポンジとして使用されているのが定番。

実は日本で浸透しているダックワーズの形は、フランス在住の日本人パティシエが考案したものといわれています。

日本の和菓子の最中の形や食感を参考に、日本らしくアレンジされたダックワーズは、今やフランスに逆輸入され、現地でも人気が高いとか。

日本で親しまれているダックワーズの形は、まさにフランスと日本の融合ですね!

ダックワーズとマカロンの違いとは

ダックワーズと似ている焼菓子にマカロンがあります。どちらもメレンゲとアーモンドパウダーを使った焼き菓子で、サクっとした食感が特徴的です。

この2つのお菓子の違いにはいくつかあります。

まず見た目ですが、ダックワーズは表面に粉糖を振って焼くためぼこぼことした見た目に焼きあがります。一方マカロンはつやっとしていてマットな質感の仕上がりです。

また基本材料はどちらもメレンゲやアーモンドパウダー、粉糖を使っていますが、ダックワーズにはさらに小麦粉が加わります。

そして作り方ですが、ダックワーズはメレンゲの泡を潰さないようにさっくり混ぜ合わせるのに対して、マカロンはマカロナージュと呼ばれる独特の製法でメレンゲの泡をつぶしながら生地を混ぜ合わせていきます。

どちらもフランスの伝統菓子で、世界的にも有名な焼き菓子です。それぞれの美味しさを感じながら、紅茶とともに味わいたいですね。

サクふわダックワーズと紅茶で優雅なティータイムを

ダックワーズを上手に焼くには、やはりメレンゲ作りがカギになってきます。しっかりツノが立ち、艶のあるメレンゲを目指しましょう。

今回は手作りの型の作り方もご紹介しましたが、製菓材料店やインターネットで専用の型も購入できるので、興味がある方はチェックしてみてください。

中に挟むクリームも、バタークリームのほかにガナッシュやカスタードクリームなど色々なバリエーションが楽しめるのも魅力です。

手作りダックワーズとお気に入りの紅茶で、素敵なティータイムをお楽しみ下さい。