【クレームキャラメル】シンプルなフランスの贅沢プリンのレシピ

おやつの定番といえば誰もが大好きなプリンですよね。じつはフランスで生まれたスイーツということはご存じでしょうか?


フランスでは「クレームキャラメル」といい、レストランのデザートやおうちで楽しむスイーツとして人々から愛されている人気のデザートです。


今回はシンプルな素材で作るとびきり美味しい「クレームキャラメル」をご紹介します。お気に入りの紅茶と合わせて、ぜひ手作りの味をお楽しみください。



クレームキャラメル:フランスの定番デザートレシピ

クレームキャラメルのポイントは苦味の効いたカラメルソースです。とろっとしたなめらかなクリームにビターなカラメルがアクセントになり、大人な味わいに仕上がります。


卵と牛乳の素材の美味しさを感じられる、シンプルだけど贅沢な味わいのレシピです。


材料

耐熱プリンカップ4個分/所要時間:約40分

  • 全卵/3個
  • 卵黄/1個
  • グラニュー糖/25g
  • 牛乳/200cc
  • 生クリーム/50cc
  • バニラオイル/2滴

〈カラメルソース〉

  • グラニュー糖/30g
  • 水/5cc
  • 水/5cc(色止め用)

作り方

  1. カラメルを作る。手鍋にグラニュー糖と水5ccを入れ、中火にかける。手鍋を優しく揺らしながらグラニュー糖をすべて溶かす。色が均一な茶色になるよう全体を揺らし続け、濃いこげ茶色になったら火を止める。色止め用の水5ccを加えて、木へらで混ぜる。耐熱プリンカップに等分に分けて流す。冷え固まるまでおいておく。
  2. ボウルに全卵、卵黄を割り入れ泡立て器でよくほぐす。グラニュー糖とバニラオイルを加え、よくすり混ぜる。
  3. 鍋に牛乳、生クリームを入れ、50℃まで温める。
  4. ②の卵液に③の牛乳液を少しずつ加え混ぜ合わせる。茶こし等で2回濾す。耐熱カップに均等に流す。
  5. 深めのバットに耐熱カップを並べる。60℃のお湯を耐熱カップの半分の高さになるまで注ぎ、160℃に予熱したオーブンで25分湯煎焼きする。焼きあがったら粗熱をとり、冷蔵庫でしっかり冷やして出来上がり。

POINT

  • グラニュー糖は色がつき始めてくると一気に焦げやすくなるので、目をはなさないよう気をつけましょう。
  • 色止めの水を入れる時はカラメルがはねやすいので火傷に注意してください。水を入れた後は温度が急に下がり固まりやすいため、手早くカップに等分してください。
  • 焼き上がりの目安は、揺らしてみて中央がゼリーのようにふるふるしているかを確認してください。心配な時は竹串をさして卵液が出てこなければ大丈夫です。


クレームキャラメルと一緒に飲みたいおすすめ紅茶3選

クレームキャラメルに合うおすすめの紅茶を3つご紹介します。ぜひお好みの組み合わせをお楽しみください。


カモミールティー

ネパール産カモミールの優しい味わいが楽しめるハーブティー。

linkteaのカモミールティーには、レモングラスやアップルピールなどのハーブとブラックペッパーも加えてあり、飲みやすさの中にほのかなスパイシーさも感じられます。優しい味わいのクレームキャラメルにもとてもよく合います。

カモミールティーはこちら→


秋摘み紅茶

3つのクオリティーシーズンの中でも、紅茶の奥深く芳醇な香りが感じられる秋摘み紅茶。

まろやかで甘みのある味わいは、クレームキャラメルに上品な風味をプラスしてくれます。ストレートティーはもちろん、ミルクティーもおすすめです。

秋摘み紅茶はこちら→


ストロベリーティー

イラム紅茶の夏摘み茶葉をベースに、フリーズドライストロベリーやローズヒップなどを加えたフルーティーなフレーバーティー。

苺の甘酸っぱい香りや味わいが、クレームキャラメルとの相性もぴったりです。すこし甘みを加えた濃厚なロイヤルミルクティーもおすすめです。

ストロベリーティーはこちら→



クレームキャラメルってどんなお菓子?

フランスの定番デザートとして欠かせない「クレームキャラメル」。冒頭でもお話しましたが、日本では「プリン(カスタードプリン)」と呼ばれているスイーツです。


基本材料は、卵、牛乳、砂糖、バニラビーンズ(バニラオイル)で、レシピによって生クリームやラム酒などを加えているものもあります。


シンプルな材料で作るからこそ、レシピによって出来上がりの食感や味わいに大きく差が出るのも特徴。違いがあるからこそ好みのクレームキャラメルを探す楽しさもあります。


日本でプリンといえば小さな容器に入ったものが一般的ですが、パリのビストロでは大きな丸ケーキ型に流して焼き、カットして提供することが多いようです。


世界のクレームキャラメルをご紹介

世界の国々には、名前は違えどクレームキャラメルと似たスイーツがあります。国によって特徴は違いますが、それぞれの国のクレームキャラメルをご紹介します。


▼インド「ベビンカ」

インドのゴア州で作られる伝統的なデザート。ギーとココナッツミルクを使って作られるカスタードプリンで、層状になっているのが特徴的。


▼ベトナム「バン・フラン」

ベトナムでは卵黄が多め、そして牛乳の代わりにコンデンスミルクを加えているので、非常に濃厚でもったりした口当たりです。クラッシュアイスをのせて食べるのも人気です。


▼イタリア「ボネ」

ピエモンテ州の名物スイーツでレストランでもデザートとして提供されています。ココアパウダーと砕いたアマレッティを加えるのが特徴で、ココア風味の大人な味わいです。


▼ブラジル「キンジン」

砂糖の量が多く、卵液におろしたココナッツが入っているのが特徴。牛乳の代わりにココナッツミルクを使うレシピもあり、非常に甘みが強く濃い黄色をしている。レストランや家庭でも作られる人気のデザート。



クレームキャラメルと紅茶でほっこりティータイムを

たまごの優しいあじわいとカラメルの香ばしい苦味が美味しいクレームキャラメル。私たち日本人にもとてもなじみのある懐かしい味わいのデザートですね。


なめらかな舌触りとクリーミーな口どけは、繊細な味わいの紅茶とも相性が良く、ティータイムのお供にもぴったりです。


お気に入りの紅茶をたっぷり用意して、クレームキャラメルと共に素敵なお茶タイムをお過ごしください。