【栗と紅茶のロールケーキ】ふんわりしっとり!紅茶香る秋スイーツ
秋になるとモンブランや渋皮煮など、栗を使ったレシピがたくさん登場しますね。秋を代表する食材のひとつでもある栗ですが、紅茶とも相性が良いのはご存じでしょうか?
ほっくりした食感に濃厚かつ自然な甘さの栗は、紅茶スイーツにもピッタリの組み合わせです。
今回は紅茶のシフォン生地をシート状に焼き上げたロールケーキをご紹介します。中のクリームには栗の渋皮煮をたっぷり巻き込んだ贅沢なスイーツに仕上げました。
栗好き、紅茶好きにはたまらない!この季節ならではの紅茶スイーツをぜひお楽しみください。
ふんわりシフォン生地で作る「栗と紅茶のロールケーキ」:レシピ
シフォンケーキの生地をシート状に焼いて作るふわふわのロールケーキです。紅茶は優しい味わいの秋摘み紅茶を使用しています。
栗の渋皮煮は作るのが大変なので、市販のものをお使いいただいても大丈夫です。たっぷりとクリームの中に加えて、栗の味を贅沢に楽しみましょう。
材料
[28×25天板1枚分/所要時間約50分(冷やす時間は除く)]
〈紅茶シフォン生地〉
- 卵黄/3個分
- 砂糖①/15g
- サラダ油/20cc
- 牛乳/30cc
- linktea秋摘み紅茶/4g
- 薄力粉/55g
- 卵白/3個分
- 砂糖②/35g
〈仕上げ〉
- 生クリーム/150cc
- 砂糖/15g
- ラム酒(お好みで)/少々
- 栗の渋皮煮/150g
作り方
下準備
- 茶葉はミルやすりこぎなどで細かく粉砕しておく。
- 薄力粉はふるっておく。
- 天板にクッキングシートを敷いておく。
〈紅茶シフォン生地を焼く〉
- ボウルに卵黄と砂糖①を入れて、泡だて器で白っぽくなるまで混ぜ合わせる。
- 牛乳を加えてよく混ぜ合わせ、サラダ油を加えて更に混ぜる。
- 粉砕した茶葉とふるった薄力粉を加えて、生地に粉気がなくなるまでよく混ぜ合わせる。
- 別のボウルに卵白を入れて、コシを切るようにほぐす。砂糖②の半量を加えてハンドミキサーで泡立てる。ボリュームが出てきたら残りの砂糖を加えて泡立て、ツヤのあるメレンゲを作る。しっかりとしたツノが立ったら出来上がり。
- ③のボウルにメレンゲの1/3量を加えて、泡だて器でぐるぐると混ぜ合わせる。(ここでは生地となじませるためしっかり混ぜてOK)生地をメレンゲのボウルに戻し入れる。
泡立て器からゴムベラに持ち替えて、メレンゲの泡をつぶさないよう底から大きくすくうように混ぜ合わせる。(ボウルを回しながらゴムベラを動かすと上手に混ぜ合わせることができます) - クッキングシートを敷いた天板に生地を流し入れ、表面を平らにする。180℃に予熱したオーブンで15分ほど焼成する。全体にきれいな焼き色がついて、生地に竹ぐしをさして何もついてなければ焼き上がり。天板からすぐに外し網の上で粗熱をとる。表面をラップで包み乾燥を防ぐ。
〈生クリーム泡立て&仕上げ〉
- ボウルに生クリームと砂糖(と、お好みでラム酒少々)を入れて、氷水に当てながらハンドミキサーでしっかりと泡立てる。冷蔵庫に入れて冷やしておく。
- 紅茶シフォン生地が冷めたら、ラップをつけたままひっくり返して、クッキングシートをはがす。はがした面にクッキングシートを敷いてもう一度ひっくり返す。表面のラップをはがす。生地の巻き終わりになる部分の1.5㎝くらいを斜めに切り落としておく。
- 生地の上に①の生クリームをのせて、全体に塗り広げる。巻き始めを多めに、巻き終わりを薄めに塗る。
- 巻き始めのクリームのところに栗の渋皮煮を一列に隙間なく並べる。
- 生地を手前から巻いていき、しっかりと生地を締める。クッキングペーパーをテープなどで固定し、冷蔵庫で2時間ほど冷やして生地をなじませる。
- お湯で温めた包丁でお好みの厚さにカットして出来上がり。
POINT
- サラダ油は米油や太白ごま油などでもOKです。
- 牛乳は冷蔵庫から出して常温にしておきましょう。
- 生クリームの泡立てがゆるいとロールケーキが潰れてしまうので、ツノが立つまでしっかりと泡立ててください。乳脂肪分が高い生クリームがおすすめです。
栗のロールケーキに合うおすすめlinktea紅茶3選
栗のロールケーキに合うおすすめの紅茶を3つご紹介します。紅茶選びの参考にしてみてくださいね。
秋摘み紅茶
シフォン生地にも使用した秋摘み紅茶は、3つのクオリティーシーズンの中でも特に甘みが強く、芳醇な香りが特徴的です。
渋みが少なくまろやかな味わいは、栗の優しい甘さとほっくりした食感とも相性が良いです。ストレートのホットティーがおすすめです。
マサラチャイ
スパイシーな香りと紅茶の奥深い味わいが楽しめるマサラチャイは、スパイスが苦手な方でも飲みやすいとlinkteaでも人気のフレーバーティーです。
マサラの風味も上品なので、栗のロールケーキにもおすすめの一杯です。こちらはミルクと砂糖を加えて召し上がれ。
アールグレイ
天然のベルガモ香料とレモン系ハーブをブレンドした、爽やかな風味が美味しいアールグレイ。ホットはもちろんアイスティーにしても香りが引き立ちます。
スイーツをさっぱり食べたい時は、柑橘系のアールグレイがおすすめです。
自宅で栗の渋皮煮に挑戦!手作りで美味しい秋の味覚
固い皮をむいたり、何度もゆでこぼししたりと手間のかかる栗の渋皮煮ですが、だからこそ手作りのものはより一層美味しく感じるものです。
形の良い大きな栗が手に入ったら、ぜひ自宅で栗の渋皮煮にチャレンジしてみてください。
材料
作りやすい分量
- 栗/500g
- 砂糖(お好みのもの)/300g~
- 重曹小さじ1×3回分
作り方
- 栗の表面の固い皮(鬼皮)を剥くため、ボウルに熱湯を入れ栗を浸す。粗熱がとれるまで20〜30分ほど置く。
- 冷めたら栗を取り出し、栗の底(ざらざらした部分)に包丁の刃元を入れ少し削る。削り取った部分から、渋皮に傷がつかないように注意しながらひっぱるように鬼皮をむいていく。すべて剥き終わったらボウルに水を入れ栗を優しく動かして汚れをとる。
- 鍋に水気を切った②の栗を入れる。栗にかぶるくらいの水と重曹をいれて強火にかける。沸騰したら中火にし、表面がふつふつするくらいの火加減で10分ほどゆでる。途中アクを取る。
- 火を止めたら鍋を流し台に移して、流水を流しながら水をかえる。
- 渋皮に残っている大きな筋などを竹串をつかって優しく取り除く。
- 水と重曹を新しくして、③と④の作業をさらに2回繰り返す。最後に重曹を抜くため、水だけで5分ほど煮て④と同様に水をかえる。
- 鍋に栗を入れ、ひたひたの水と砂糖の半量を加えて火にかける。煮汁が沸騰し砂糖が溶けたら、残りの砂糖を加える。アクが出たらすくう。クッキングペーパー等で落とし蓋をして弱火にし、20分ほどコトコトと煮る。
- 火を止めそのまま冷やす。一晩おくと味がなじんで美味しい。煮汁と一緒に冷蔵庫で保存する。
POINT
- 鬼皮をむくときは、少し削り取ったところからひっぱりあげるとスムーズにむくことができます。
- アクをぬく作業の時に、流水が栗にあたると崩れてしまうので、栗に直接当たらないように気を付けましょう。
- 砂糖の量は鬼皮をむいた栗の全体量の50〜60%が理想です。お好みで量を調節してください。
- 砂糖で煮た後、お好みでブランデーやラム酒を加えると風味がよくなり大人の味わいになります。
栗を美味しく食べる絶品紅茶ロールケーキで秋のティータイムを
秋を代表する味覚の栗を贅沢に使用した、リッチな紅茶スイーツをご紹介しました。渋皮煮の上品な甘さと紅茶が香るスポンジがまさに秋にぴったりの味わいです。
シフォン生地で包むので、軽い食感と口当たりでぺろりと食べられますよ。ぜひお気に入りの紅茶とともに召し上がってください。
大切な方へのプレゼントやおもてなしのスイーツにもおすすめです。