【紅茶といちじくの米粉ロールケーキ】季節を味わう贅沢スイーツレシピ
季節に秋を感じ始める頃、スーパーや八百屋さんではいちじくが並び始めます。優しい甘さとプチプチした食感が魅力的ないちじくは紅茶との相性も抜群です。
今回は米粉のアールグレイ生地にフレッシュないちじくをまるごと巻いたロールケーキをご紹介します。
ふんわりしっとりした口どけに紅茶の香りといちじくの甘さがふわっと広がる、秋にぴったりのスイーツです。ぜひお気に入りの紅茶と共に本格スイーツをお楽しみ下さい。
紅茶といちじくの米粉ロールケーキ:レシピ
香り高いアールグレイを加えた米粉の生地にいちじくをまるごと包んだ、見た目にも贅沢な秋のごほうびスイーツです。
グルテンフリーなのに満足感たっぷりで、ティータイムはもちろんおもてなしやおやつにもぴったりです。
材料
28×22㎝天板一枚分 /
所要時間:約40分(冷やす時間は除く)
- 全卵/2個
- てんさい糖/35g
- linkteaアールグレイ/ティーバッグ1個
- 米油/10g
- 牛乳/10cc
- 製菓用米粉/35g
- 生クリーム/300cc
- てんさい糖/30g
- いちじく/4~5個
作り方
〈紅茶のスポンジシートを焼く〉
- ティーバッグから茶葉を取り出し、ミルやすり鉢で細かく粉砕しておく。
- ボウルに全卵を割り入れ泡立て器でよく混ぜて卵白のコシを切る。てんさい糖を加え湯煎にあてながら混ぜ、卵液を38〜40℃に温める。
- ハンドミキサーに替えて高速で白っぽくボリュームが出るまで泡立てる。生地がふんわりしてきたらハンドミキサーを低速にして、大きな気泡を細かくするように全体のキメを整えていく。(持ち上げるとリボン状におちて表面に留まるくらいの状態になったらOK)
- 小さなボウルに米油、牛乳を入れ湯煎で温めておく。温まったら湯煎からはずし③の生地を大さじ1くらいを加えてよく混ぜ合わせておく。
- 米粉と粉砕した茶葉を加えゴムベラで底から持ち上げるようにさっくりと混ぜ合わせる。少し粉気がのこっている状態で④の米粉と牛乳を混ぜたものを加える。手早く全体を混ぜ合わせて生地になじませる。生地にツヤがでてきたら出来上がり。
- クッキングシートを敷いた天板に生地を少し高い位置から流し入れ、カードなどを使って平らにならす。5㎝くらいの高さから天板を落として、生地の中の余分な空気を抜く。
- 180℃に予熱したオーブンに入れ、12分ほど焼成する。焼きあがったら網の上で冷ます。粗熱がとれたらラップで包んで乾燥を防ぐ。
〈ロールケーキを巻く〉
- ボウルに生クリームとてんさい糖を入れて氷水をあてながらハンドミキサーでしっかりツノが立つまで泡立てる。
- いちじくは皮をむいて両端を切り落としておく。
- 生地が冷めたら裏返してクッキングシートをはがし、また裏返して新しいクッキングシートの上にのせる。(焼き面が上)
- 泡立てたクリームを巻き終わりが少なくなるように全体に塗り広げ、手前にいちじくを縦に並べる。いちじくの隙間をうめるように生クリームを塗る。
- いちじくを芯にして一気に巻いていく。巻き終わったらクッキングシートで巻きつけてさらにラップで巻いて冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
- いちじくの中心が断面になるように切り分けて出来上がり。
POINT
- 砂糖はやさしい甘さのてんさい糖がおすすめですが、グラニュー糖やきび糖などお好みのものをお使いください。
- 米粉は粒子の細かい製菓用のものを使用してください。
このお菓子と一緒に飲みたいおすすめlinktea紅茶
紅茶といちじくのロールケーキと一緒に飲みたいおすすめのlinktea紅茶を3つご紹介します。お好みの組み合わせでぜひ召し上がってください。
アールグレイ
ロールケーキ生地にも使用した、ベルガモットの香り漂う人気フレーバーティー。linkteaのアールグレイはネパール産夏摘みイラム紅茶をベースに、レモン系ハーブを2種類ブレンドしているので、フルーティーで爽やかな味わいが楽しめます。ホットはもちろんアイスティーもおすすめです。
秋摘み紅茶
3つのクオリティーシーズンの中でも、茶葉本来の甘みや奥深さが感じられる秋摘み紅茶。いちじくの繊細な甘さや味わいともとても相性が良いです。おすすめはホットティーですが、お好みでミルクを加えても美味しいです。
カモミールティー
ネパール産カモミールにレモングラス、アップルピールなどを加えた優しい甘さのカモミールティー。粗びきブラックペッパーでピリッとした味わいをプラスしているので、甘いスイーツとの組み合わせにアクセントをつけてくれます。いちじくとカモミールどちらも優しい味わいなのでお互いを引き立て合います。
おいしいいちじくの見分け方や保存方法について
いちじくと一言でいっても、色々な種類があるのをご存じでしょうか?ここではいちじくの主な品種や美味しいいちじくの見分け方、保存方法などについて解説します。いちじくを選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
いちじくの主な品種
いちじくは品種によって甘みや香り、食感もさまざま。スーパーなどに出回る代表的な品種をいくつかご紹介します。
▼桝井ドーフィン
国内で一番流通している定番品種。果皮はほんのり赤紫色で中身は淡いピンク色をしています。甘みがしっかりしていてサイズも大きめ。柔らかくてジューシーなので、生食はもちろんスイーツにもおすすめです。
▼とよみつひめ
福岡県のオリジナルブランドの品種で、果肉がなめらかでねっとりとした濃厚な甘さが特徴です。皮ごと食べられるくらい皮が薄く酸味は控えめです。ころんとした見た目も可愛く、贈答用にも人気です。
▼蓬莱柿(ほうらいし)
日本で最も古い品種であり、在来種や日本いちじくと呼ばれることも。桝井ドーフィンの次に生産量が多く、全国で栽培されています。完熟するとお尻が十字に割れるのが特徴で、熟しているかの見極めにもなります。甘みの中に程よい酸味があり、プチプチとした食感といちじく特有の口当たりが楽しめます。
おいしいいちじくを選ぶならここをチェック!
いちじくはデリケートな果物なので選び方によって味や食感に大きな差がでてきます。せっかくならしっかり熟した美味しいものを選びたいですよね。ここでは失敗しない選び方のポイントをまとめました。
▼見た目のチェックポイント
まず最初に皮の色合いとハリ感があるか確認しましょう。品種によって違いはありますが、全体的に色づきがよくツヤのあるものがおすすめです。表面が乾いていたり割れすぎているものは傷んでいる可能性があるので注意しましょう。
▼ヘタ(軸)の状態もチェック
ヘタを見たときに、乾きすぎずほんのり柔らかさがあるものは新鮮な証拠です。逆にヘタが硬くなっていたり、変色しているものは収穫から時間が経っていることが多いので選ぶときに必ずチェックしましょう。
▼香りもチェック!
完熟したいちじくはふんわりとした甘い香りが感じられます。香りが弱いものはまだ十分に熟していない可能性があるので、すぐに食べたいなら避けた方がおすすめです。お菓子づくりに使う時は甘みの強いいちじくを選ぶと仕上がりもぐっと良くなります。
おいしさをキープするコツ、いちじくの上手な保存方法
いちじくは乾燥と高温に弱く、とても繊細な果物です。完熟したものは常温に置いておくとすぐに柔らかくなって傷んでしまいます。
すぐに食べきれないときはひとつずつキッチンペーパーやラップで包んで、冷蔵庫で保存しましょう。野菜室のようなやや低めの温度帯で保存すると風味も落ちにくいです。
目安としては購入して2〜3日以内に食べるのがベストですが、もし食べきれない時や熟し過ぎてしまいそうなときは冷凍保存もおすすめです。
皮をむいて食べやすい大きさにカットして凍らせれば、そのままスムージーに使ったり焼き菓子に混ぜても。ジャムやコンポートに加工するのもいいですね。
季節の紅茶スイーツで素敵な秋のティータイムを
アールグレイの香りと旬のいちじくの優しい甘さがふわっと感じるロールケーキは、米粉で作ることでしっとりと軽やかな口上がりに仕上がりました。
ちょっと特別なおやつタイムや、大切な方への手土産にもぴったりな一品です。秋の午後にお気に入りの紅茶と一緒に、ぜひゆっくり味わってみてくださいね。