【アマンドショコラ】簡単!おいしいフランスの定番チョコレート菓子
バレンタインの季節になると、いろいろなチョコレートがお店に並びますね。プロが作った本格的なチョコレートも美味しいですが、手作りのチョコはまた特別な味わいがあります。
今回ご紹介するのは、フランスのショコラティエでは定番の「アマンドショコラ」です。
キャラメリゼしたアーモンドにチョコレートを何層にも重ねて作る、ちょっと大人な味わいのチョコレート菓子です。
一口食べると止まらないおいしさで紅茶のお供にもぴったりです。今年のバレンタインにぜひ作ってみませんか。
簡単なのにお店の味!アマンドショコラ:レシピ

カリッとしたアーモンドの香ばしさとチョコレートの甘さが相性抜群のアマンドショコラ。
使用するチョコレートの種類を変えるだけで、いろいろなバリエーションが楽しめるのも魅力です。今回は基本のアマンドショコラの作り方をご紹介します。
日持ちもするので、可愛くラッピングしてプレゼントにもおすすめです。
材料
作りやすい分量/所要時間:約60分
- ローストアーモンドホール/150g
- グラニュー糖/50g
- 水/大さじ1
- ビターチョコレート/180g
- ココアパウダー/適宜
作り方
- 生のアーモンドホールを使うときは、150℃のオーブンで15分ほどローストして冷ましておく。
- 鍋にグラニュー糖と水を入れて火にかける。グラニュー糖が溶けてとろりとした透明な状態になったら火を止めてアーモンドホールを入れる。
- ゴムベラで混ぜながらアーモンドにシロップをからませる。しばらく混ぜているとシロップが白く結晶化してくる。そのまま混ぜながら加熱していくと、鍋底から砂糖が溶けて香ばしいキャラメル状になる。結晶が溶けて全体がキャラメル化したら火を止める。
- オーブンシートの上に出し、アーモンド同士がくっつかないように一粒ずつ離してバラバラに広げる。そのまま粗熱がとれるまで冷ましておく。
- チョコレートをボウルに入れ、50℃の湯せんにかけてゆっくり溶かす。ゴムベラでしっかりまぜて溶け残りがないようなめらかな状態にする。
- 別のボウルに④のキャラメリゼしたアーモンドを入れ、溶かしたチョコレートを少しずつ(4〜5回くらいに分けながら)加え、都度チョコレートが固まってパラパラになるまで混ぜる。一粒一粒くっつかなくなったら次のチョコレートを加えて混ぜるを繰り返し、何層にもコーティングする。
- 最後のチョコレートを混ぜたらチョコレートが完全に固まる前にココアパウダーをまぶして出来上がり。
POINT
- アーモンドホールは必ず塩のついていないものを使用してください。
- アーモンドのほかにヘーゼルナッツやカシューナッツなどで作っても美味しいです。
- ④の作業はコーティングしたキャラメルが冷めないうちに手早く行います。熱いのでやけどに注意してください。
- 保存は涼しいところで一週間ほどです。たくさん作った時はジップロックなどに入れて冷凍保存も可能です。
アマンドショコラのおすすめバリエーション
今回は甘さ控えめのビターチョコレートで作りましたが、甘みの強いミルクチョコレートを使えば甘党の方やお子様にもぴったりのスイートなアマンドショコラになります。
また、ホワイトチョコレートもおすすめです。仕上げのパウダーを抹茶パウダーやほうじ茶パウダーにすると和風のアマンドショコラになります。
いちごパウダーやマンゴーパウダーなど、色鮮やかなフルーツパウダーで飾っても素敵ですね。
チョコレートの種類や仕上げパウダーを変えて、色々なアマンドショコラの美味しさをお楽しみください。
アマンドショコラと飲みたいおすすめ紅茶はこれ!

チョコレートの滑らかなくちどけにカリッとしたキャラメルアーモンドが香ばしいアマンドショコラ。
いろいろな紅茶との組み合わせをためして、特におすすめしたい3つをご紹介します。ぜひ紅茶選びの参考にしてくださいね。
秋摘み紅茶
コクのある秋摘み紅茶は、濃い目に淹れてミルクティーにもおすすめです。アマンドショコラなどのチョコレート菓子や香ばしいナッツのお菓子にもぴったりの組み合わせです。紅茶には甘みを加えず、スイーツとのマリアージュをお楽しみください。
マサラチャイティー
オリジナルスパイスと力強いCTC紅茶で作られるマサラチャイティー。じっくりと牛乳で煮出した濃厚なマサラチャイもまたチョコレートによく合います。意外とすっきり淹れたストレートティーとも非常に相性が良いので、お好みの飲み方でお試しください。
アールグレイティー
ベルガモットの柑橘香る人気のフレーバーティー。爽やかですっきりした味わいは、チョコレートの濃厚さをさっぱりさせてくれます。柑橘類とカカオはとても相性が良い食材なので、アマンドショコラとアールグレイもぴったりの組み合わせです。
アマンドショコラってどんなお菓子?

フランスのショコラティエでは定番菓子のアマンドショコラですが、どんなお菓子なのでしょうか?
アマンドショコラはその名の通り、フランス語で「アーモンドとチョコレート」を意味します。
最大の特徴といえばやはりカリッと香ばしいアーモンドの食感と、何層にもコーティングされたチョコレートとの口どけや甘さのハーモニーです。
基本材料は、アーモンド、チョコレート、砂糖、カカオ(バター)などいたってシンプルで、お店によってさらにアレンジが加えられたりします。
フランスの伝統的な菓子文化から生まれたアマンドショコラは、シンプルながら手が止まらない美味しさで、魅力的なチョコレート菓子として世界中の人々に愛されています。
アマンドショコラの歴史
アマンドショコラの起源は諸説ありますが、17世紀末のヨーロッパといわれています。
当時のヨーロッパでは、アーモンドとチョコレートはとても高価で贅沢な食材とされていました。食べることができるのは王侯貴族のみで、そんな時代に生まれたのがアマンドショコラです。
アーモンドにチョコレートをコーティングしたお菓子なんて、当時の人にとってはまさに贅沢の極みですよね。庶民にはまったく手の届かない食べ物でした。
その後、フランスの菓子製造の発展や製造技術の進歩もあり、アマンドショコラは一般市民も楽しめる定番のチョコレート菓子になったそうです。
香ばしいチョコレート菓子を紅茶のお供に

チョコレートに含まれているカカオポリフェノールは、リラックス効果や疲労回復の効果も期待できる栄養素です。
同じリラックス効果のある紅茶と共にいただけば、心も身体もほっとするティータイムが楽しめますね。
お好みの紅茶と共に、ぜひ手作りのアマンドショコラで素敵な時間をお過ごしください。